肝胆膵悪性腫瘍に対する当科の方針
安全な手術を遂行するには
肝胆膵悪性腫瘍の手術が大きな侵襲となるその要因は、難度の高い手術が多いことに加え、切除範囲が広汎で手術が長時間におよぶことが考えられます。また、術後合併症の発症頻度が約10%と高率にみられ、合併症の発症は重篤な病態を引き起こします。これらをふまえ、以下に当科の治療方針を記載します。術後再発を防止するための対策は
肝胆膵の悪性腫瘍は、根治切除後も再発率が高い疾患です。再発をおこさない目的に、術後の抗がん剤治療を積極的に行っており、その治療内容の詳細を以下に記載します。ただし、肝がんを発症した患者さんは、C型肝炎に起因する場合が多く、残肝再発精査を中心に、消化器内科とともに経過観察を行っています。
終末期を迎えた際には
緩和医療チームと協力し、疼痛軽減をはかります。医療福祉チームが介入し、地域医療連携のもと適切な治療方針を提供します。
最終更新日:2016年6月14日