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膝スポーツクリニック

診察日

■ 山田裕三
月曜日 AM/PM(再診)、木曜日 AM(紹介初診)、PM(再診)

担当医の紹介

山田裕三
略歴:
1997年 奈良県立医科大学 卒業
1997年 大阪大学医学部 整形外科教室 入局
星ヶ丘厚生年金病院、りんくう総合医療センター、行岡病院、
大阪大学医学部付属病院、ガラシア病院(医長)、
守口敬任会病院(スポーツ整形外科部長)を経て
2011年より大阪厚生年金病院 医長に。
資格:
医学博士(大阪大学)
日本整形外科学会 専門医
日本整形外科学会認定 スポーツ医
専門:
膝関節
足関節
関節鏡手術

手術実績

対象疾患

<スポーツ障害 膝関節>
  • 膝前十字靭帯損傷
  • 膝蓋骨脱臼、亜脱臼
  • 半月損傷
  • 軟骨損傷
  • 離断性骨軟骨炎
  • 初期変形性膝関節症
<スポーツ障害 足関節、下腿>
  • 足関節靭帯損傷
  • 足関節骨軟骨損傷
  • アキレス腱断裂
  • 腱炎、腱鞘炎
  • 三角骨障害、外脛骨
  • 疲労骨折、シンスプリント
<変形性膝関節症、膝関節骨壊死>
  • 人工関節全置換術
  • 高位脛骨骨切り術

治療方針

  • 前十字靭帯損傷

    前十字靭帯は自然治癒する可能性は極めて低く、手術療法が最も確実な治療法です。自分の腱を移植して前十字靭帯を再建する方法が一般的で確実な方法です。関節鏡下に靱帯の再建術を行います。移植する腱として①内側ハムストリング腱(主に半腱様筋腱)または②骨付き膝蓋腱を使用します。
    再建方法は、本来の前十字靭帯の骨への付着部に骨孔(トンネル)を作成して、採取した腱を挿入します。移植腱の固定にはチタン合金性の小さなボタンやプレート、スクリューを用います。
    半月板損傷や関節軟骨損傷を合併している場合には同時に半月や関節軟骨に対する処置も行います。半月損傷に対しては、可能な限り縫合術を行いますが、損傷程度が強くて縫合が不可能と判断した場合には切除術となります。関節軟骨損傷に対しては、損傷程度が軽度の場合には放置、中等度~重度の場合には①熱蒸散による関節軟骨形成術 ②骨穿孔術 などを行います。
    当院での入院期間は約2週間となります。術翌日から車いすまたは松葉杖を用いて病棟内での移動は可能となります。当科では①通常プログラムと②早期荷重プログラムの2つを患者様に選択していただいております。半月板、軟骨損傷等の合併損傷がある場合は損傷形態、治療方法によりプログラムは変わります。
    通常プログラム
    術後1週:可動域訓練開始
    2週:患側1/3荷重(体重の1/3)開始し、退院(両松葉杖が必要)。
    3週:2/3荷重(体重の2/3)開始
    4週:全荷重歩行開始
    早期荷重プログラム
    * ACL機能装具(フレームのついた装具)を購入していただく必要があります。
    装具着用下で
    術後2~3日目:可動域訓練開始
    松葉杖使用し歩行開始
    術後10日から2週で退院となります。
    術後3カ月からジョギング、4か月からダッシュやジャンプ、5か月からサイドカットなどの膝のひねり動作を許可しています。
    練習復帰は6カ月、試合復帰(全力動作)は7~8か月で許可しています。
  • 半月損傷
    損傷した半月板が自然に修復されることは稀です。保存的治療として、筋力トレーニングや装具治療がありますが、これだけでは完全に半月機能を改善させることは不可能です。将来的に膝の痛みや引っかかり感は増悪軽減を繰り返す可能性があります。
    保存治療に難渋する場合には手術療法が選択されます。いろいろな手術方法がありますが関節鏡を用いて損傷した半月板を1)縫合する 2)(部分)切除する 3)放置する 方法があります。当院では半月機能を温存することを目指して半月縫合を積極的に行っていますが、断裂形態によりその適応が制限されます。
    半月縫合術の場合、損傷した半月に糸をかけて縫い合わせます。断裂形態により縫合の方法は変わりますが、より確実で強固な固定が得られるように関節の中から関節の外にむけて半月板に糸をかけて縫合する方法を行っています。その場合、関節内の処置だけでは不可能であるため膝の横に約3~4cmの皮膚切開を行う必要があります。
    半月が損傷してから時間が経っている場合、半月板が変性(質が悪くなる)していることがあります。このような半月板は治癒能力が極めて低いため縫合術を行っても治癒しない可能性が高く、術後に痛みや引っかかり感が出現することがあります。このような場合、半月切除が第一選択となります。
    半月損傷は高い頻度で関節軟骨損傷を合併しています。関節軟骨は膝関節を保護する大事な役割がありますので同時に治療を行う必要があります。
    関節軟骨損傷に対しては、損傷程度が軽度の場合には放置、中等度~重度の場合には①熱蒸散による関節軟骨形成術 ②骨穿孔術 などを行います。
    術後の経過は手術の内容により異なりますが、縫合術を行った場合には術後1~3週間 膝固定装具(ニーブレース)を装着します。その間は体重をかけることはできません。(松葉杖や車椅子を使用)
    ・術後1~3週間:可動域訓練開始
    松葉杖使用し部分的に体重をかけ始めます
    ・術後10日から2週で退院となります。(松葉杖での退院)
    ・術後3ヶ月:ジョッギング開始
    ・4~5ヶ月:ランニング、ダッシュ、ジャンプ開始
    ・6ヶ月:筋力や可動域に異常がなければ競技復帰
    *あくまで目安ですので、スポーツ動作の開始については個別に主治医の許可が必要です。
    半月部分切除または全切除を行った場合には、翌日より立つ練習を開始して、2,3日目より歩行訓練を開始します。
  • 膝蓋骨脱臼
    保存治療による再脱臼の頻度は約40%と言われています。膝蓋骨の脱臼素因として靭帯損傷や膝関節の形態異常、関節弛緩性などがありますが、これらは個人差が大きく人により再発の危険性も異なります。装具を用いた保存治療では膝の不安定性を確実に抑制することは困難であり、スポーツの継続は勧められません。
    現在では手術療法が最も確実な治療法です。いろいろな手術方法がありますが自分の腱を移植して損傷した内側膝蓋大腿靭帯を再建する方法が一般的で確実な方法です。移植する腱は内側ハムストリング腱(主に半腱様筋腱)を使用します。
    再建方法は、本来の内側膝蓋大腿靭帯の骨への付着部に骨孔(トンネル)を作成して、採取した腱を挿入します。移植腱の固定にはチタン合金性の小さなボタンを用います。
    膝蓋骨脱臼は高い頻度で関節軟骨損傷を合併しており、時には骨折を伴っていることがあります。これらは膝関節を保護する大事な役割がありますので同時に治療を行う必要があります。関節軟骨損傷に対しては、損傷程度が軽度の場合には放置、中等度~重度の場合には①熱蒸散による関節軟骨形成術 ②骨穿孔術 などを行います。骨折に対しては骨片が小さい場合には摘出を、大きい場合には骨接合術を行います。
    当院での入院期間は約2週間となります。術直後から膝装具(ニーブレース)を用いて膝関節を固定しますが、術翌日から車いすまたは松葉杖を用いて病棟内での移動は可能となります。軟骨損傷等の合併損傷がある場合は損傷形態、治療方法によりプログラムは変わります。
    術後1週間経過してから可動域訓練開始、装具装着下に部分荷重開始
    2週間経過してから装具装着下に全荷重開始し、退院
    3週間経過してから装具を除去して全荷重開始
    術後3カ月からジョギング、4か月からダッシュやジャンプ、5か月からサイドカットなどの膝のひねり動作を許可しています。
    練習復帰は6カ月、試合復帰(全力動作)は7か月で許可しています。
  • 初期変形性膝関節症、膝関節骨壊死
    保存治療に抵抗する患者様に対しては手術治療が選択肢の1つとなります。いろいろな手術方法がありますが、膝関節を温存できる高位脛骨骨切り術について説明します。O脚(内反変形)膝では膝内側の関節の隙間が狭くなっています。膝に体重がかかるとさらに隙間は狭くなり、大腿骨と脛骨(すねの骨)がゴリゴリとこすれて痛みが生じます。この手術では脛骨(すねの骨)を骨切りして膝のO脚変形を矯正します。O脚に変形した膝を正常の角度に矯正することで、膝の内側にかかる負担を軽減する事ができます。
    骨切りしたところには人工骨を挿入します。さらに、矯正した角度が戻らないように骨切り部にはチタン製のプレートとネジで固定します。
    合併する半月板損傷や関節軟骨損傷に対しては関節鏡を用いて評価します。これらは膝関節を保護する大事な役割がありますので同時に治療を行う必要があります。半月損傷に対しては、損傷程度が強くて痛みなどの症状の原因となる場合には切除術となります。関節軟骨損傷に対しては、損傷程度が軽度の場合には放置、中等度~重度の場合には①熱蒸散による関節軟骨形成術 ②骨穿孔術 ③骨軟骨移植術 などを行います。関連業績
    術後の経過
    ・当院での入院期間は約3週間となります。
    ・術後は膝軽度屈曲位固定装具(ニーブレース)で固定します。
    ・術翌日から車いすまたは松葉杖を用いて病棟内での移動は可能となります。起立訓練を開始します。
    手術後1~2日後にゆっくりと膝の屈伸運動を開始し、立つ練習を始めます。
    ・術後1週経過すれば、ニーブレースを除去して、本格的に膝の屈曲伸展の訓練を開始し、体重の半分を足にかけて歩行を開始します。
    ・術後2週経過すれば、全荷重を許可します。歩行器や松葉杖での歩行を開始します。
    ・術後3週経過して全荷重が安定すれば退院となります。
    ・骨の強さやプレートの固定性によりプログラムは変わることがあります。

論文、著書

  1. 山田裕三、 他. 再建前十字靭帯の張力か固定法の検討. 日本膝関節学会誌27号. 25-67. 2003
  2. 山田裕三、他. 反復性膝蓋骨脱臼に対する自家半腱様筋腱を用いたbi-socket内側膝蓋帯靭帯再建術. 日本膝関節学会誌28号. 120-124. 2003
  3. 山田裕三、他. 円板状半月損傷に対する半月温存手術に対する術後短期成績と適応. 日本関節鏡学会誌 32号. 153-161. 2007
  4. Yamada, et al. Morphological analysis of the femoral trochlea in patients with recurrent dislocation of the patella using three-dimensional computer models. J Bone Joint Surg Br. 2007. 89-B: 746-751
  5. Yamada, et al. In vivo movement analysis of the patella using a three-dimensional computer model. J Bone Joint Surg Br. 2007. 89-B: 752-760
  6. 山田裕三:膝蓋骨脱臼. レジデント・コンパス 整形外科編(p171-172) ライフサイエンス社
  7. 山田裕三:イラストで見る整形外科疾患 足関節捻挫. サルバス. メディカルレビュー社

最終更新日:2014年8月13日
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