呼吸器内科
ご紹介
呼吸器系の病気は、日常よく経験するいわゆるかぜ症候群や気管支炎、肺炎などの感染症、喫煙と関連のあるCOPD(肺気腫)、気管支喘息などのアレルギー性疾患から肺癌などの悪性疾患、さらに間質性肺疾患などといった難治性の疾患まで多岐にわたります。 また、近年睡眠時無呼吸症候群も注目されています。 当院内科では3名の呼吸器担当常勤医と3名の非常勤医が在籍し、これら呼吸器疾患の診断と治療にあたっています。常勤医の減少に伴い、しばらくの間、火曜日、水曜日の初診を閉めさせて頂くこととなりました。
何卒ご理解の程お願いいたします。
特徴
近年、悪性腫瘍の中で我が国の死亡原因の第一位となった肺癌に対して気管支鏡検査や胸腔鏡検査、CTガイド下肺生検などにより確定診断し、
CTやMRI、核医学検査などで病期分類を決定し呼吸器外科医や放射線科医とも連携して手術、放射線療法、化学療法などの治療を行っています。
また気管支喘息やCOPD(肺気腫)の患者さんも増加してきており、主に外来で吸入による気管支拡張剤やステロイド剤投与を中心とした治療を行っています。
各種呼吸器疾患による慢性的な低酸素の状態で呼吸困難に苦しんでおられる患者さんには、在宅酸素療法なども導入させていただいています。
睡眠中に呼吸が停止する睡眠時無呼吸症候群についてはポリソムノグラフィなどで重症度を判定し、重症と診断された方には持続陽圧呼吸装置(CPAP)の導入を行っています。
呼吸器疾患は、症状が似ており咳や痰などの自覚症状のみでは経過をみていてよい状態なのか直ちに治療を必要とする病気かの判断が難しいことが多く、症状が続く場合はぜひ専門医への受診をお勧めします。
一枚の胸部レントゲン写真や肺機能検査が病気の診断に非常に役立ちますし、今まで気づいておられなかった肺や気管支の病気が判明することもあります。慢性の咳など「どうせ、治らないから」とあきらめず、一度呼吸器専門医へご相談ください。
最終更新日:2020年3月24日