神経精神科



ご紹介
当科外来では地域の皆様に貢献できるよう、精神疾患全般の診療を行っております。
認知症の診断・治療の導入・周辺症状への対応、ストレス関連障害、不安障害、気分障害、統合失調症、器質性精神疾患の診断・治療、また、思春期・青年期(高校生以上)の精神疾患の診断・治療等、多岐にわたり対応が可能です。
ただし、精神科の病床がないため、入院が必要な患者さんは近隣の精神科病院への入院を案内させていただいておりますのでご了承ください。また、精神科救急の対応は行っておりません。
外来以外では「総合病院の神経精神科」として、他科との連携を重視し、身体疾患により当院他科へ入院中の患者さんに生じた、せん妄、不眠、抑うつ、不安等への診療(コンサルテーション/リエゾン精神医学)が重要な役割と考え、診療にあたっております。さらに、チーム医療にも積極的に関わっており、緩和ケアチームのメンバーとして精神科医の視点から、がん患者さんの症状緩和や精神症状への対応を行ったり、また、認知症ケアチームのメンバーとして、認知症の方が身体疾患のため入院された際の、周辺症状への対応、ADLや認知機能の低下が生じないような対応をチームメンバー、病棟看護師とともに行っております。
特徴
・認知症はもちろん、思春期・青年期まで幅広く、精神疾患全般への対応が可能です。・認知症はじめとする精神疾患の診断のために、頭部MRI、脳血流シンチグラム、脳ドーパミントランスポーターシンチ、脳波等の検査が可能です。
・公認心理師・臨床心理士によるカウンセリング、認知機能検査、各種心理検査も行っています。・これら画像検査、生理検査、心理検査、認知機能検査によりしっかり評価、診断を行い、治療方針を決定します。
・精神保健福祉士が、初めて受診される患者さんにインテーク面接を実施し、お困りの症状や生活の心配事などを伺っています。通院開始後も随時面接を行い、生活問題や社会問題の解決のための相談・支援を行い、地域で安定して生活が送れるよう、地域の関係機関と連携して療養生活の支援をさせて頂きます。
・日本精神神経学会と、日本総合病院精神医学会の専門医研修施設の認定を受けております。