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人工膝関節クリニック

診察日

■西川 昌孝:
月曜日 AM(初診)、水曜日AM(再診)
■五島 篤史:
木曜日 AM(初診)、月曜日AM、PM(再診)

担当医の紹介

西川 昌孝(リウマチ科主任部長)
略歴:
1996年 滋賀医科大学医学部医学科卒業
2005年 大阪大学大学院医学系研究科博士課程卒業
職歴:
国立大阪南病院、市立池田病院、大阪労災病院、大阪大学、大阪府立急性期・総合医療センター、市立豊中病院を経て2009年から大阪厚生年金病院
資格:
医学博士(大阪大学)、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日 本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医、日本リウマチ学会専門医、日本リウマチ学会指導医、日本医師会認定産 業医、義肢装具等適合判定医
専門:
関節リウマチ、変形性関節症、低侵襲人工膝関節置換術(MIS-TKA)、低侵襲単顆式人工膝関節置換術(MIS-UKA)、人工足関節置換術、人工足趾関節置換術、骨再生(再生医学)
賞:
第55回日本リウマチ学会総会・学術集会ワークショップ賞
五島 篤史(整形外科医員)
略歴:
2013年 佐賀大学医学部卒業
職歴:
大阪労災病院、りんくう総合医療センター、住友病院、大阪大学医学部附属病院を経て
2018年から大阪病院
資格:
医学博士(大阪大学)、日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医
専門:
下肢スポーツ障害、膝関節、関節鏡手術

対象疾患

変形性膝関節症、関節リウマチ、大腿骨内顆骨壊死

手術実績

2010年1月~12月 JCHO大阪病院 整形外科 実績 計206例
  • 人工膝関節置換術(TKA:関節リウマチ16、変形性膝関節症 187):203例
  • 人工膝関節再置換術:2例
  • 単顆式人工膝関節置換術(UKA:大腿骨内顆骨壊死 1):1例

人工膝関節(TKA)の歴史

1942年に海外にて初めて人工膝関節が臨床使用されるようになりました。初期の人工膝関節の成績は芳しいものではありませんでした。しかし、1970年代以降様々な改良がなされ現在では人工股関節と同様に長い耐久性があります。様々な機種が使用されており、それぞれに長所短所があります。特に改良された点は1)細菌感染、2)人工関節の弛み、3)素材の摩耗、4)形状の変更などです。最新の論文では手術後15年でも90%以上の患者さんが再手術を必要とすることが無く生活されています。
1)細菌感染
抗生物質の進歩や無菌手術室・宇宙服の導入などによりその頻度は激減し解決されつつあります。
2)人工関節のゆるみ
長年経過すると人工関節と骨との繋ぎ目がグラグラしてくることがあります。使用金属の高品質化、骨セメントの改良、セメントを使わない固定方法の開発、人工関節のデザインや表面加工法の進歩により長期の良好な固定性を得られるようになってきています。
3)素材の摩耗
関節面から生じる素材の摩耗がゆるみの原因となっていることが最新の研究の結果明らかになりました。そのため、使用するプラスチックを高分子ポリエチレンに改良し関節面表面をよりなめらかに加工することにより摩耗粉が著しく減少しました。
4)形状の変更
関節表面の形状を大腿骨側、脛骨側共に十分な適合性を持たせたまま回旋の動きを許容することによって人工関節と骨との接合部位及びプラスチックにかかる負担を少なくすることに成功しました。これによって素材の摩耗やゆるみの減少が得られるようになりました。また、最近は非常に膝が深く曲がる場合にも人工関節が壊れることなく十分長持ちするように形状は改善されてきています。

現在でも十分満足のできる成績が得られるようになってきていますが、今後もより良い人工膝関節を目指して研究開発が進められています。

人工膝関節の今後の課題

  1. 長持ちする人工膝関節を選択する。
  2. 患者様の生活レベルや生活様式にあった人工膝関節を選択する。
  3. 人工膝関節を正確に設置する。
  4. 患者様の体の負担を最小限にした体に優しい手術をする。
  5. 筋力の回復が早く早期社会復帰が可能な手術をする。

人工膝関節外科クリニックの方針

  • 関節破壊の程度により関節の半分だけを手術する単顆式人工膝関節置換術(UKA)や全てを手術する人工膝関節置換術(TKA)など、患者様の状態に合わせた手術を選択します。
  • 人工関節の耐久性向上を目指して大腿骨側、脛骨側共にうまくかみ合わせた状態で回旋の動きを許容する最新の人工関節を使用しています。また深屈曲対応形状ですので十分に深く膝が曲がる患者様にも人工関節の破損を心配することなく安心して生活して頂けます。
  • 骨セメントを使用していますので術直後から強固な初期固定が得られます。術後数日にて歩行訓練を開始することができます。
  • 患者様の体への負担を少なくし早期社会復帰するための低侵襲(MIS)人工膝関節手術という最新の手術法を導入しています。

手術の侵襲とは?

術における侵襲とは、手術時間、麻酔時間、皮膚や筋肉を切る長さ、筋肉へのダメージ、骨を削る量、出血量、合併症、術後の痛み、術後の筋力や機能の回復、入院期間など全てを包括した患者様の体への負担を意味します。低侵襲性手術(MIS)とは患者様の体への負担を最小限に抑える体に優しい手術です。

従来の方法による人工膝関節置換術の問題点

従来の方法では皮膚筋肉を約20cmの広範囲にわたって切開し、膝蓋骨(膝のお皿)を反転して(ひっくり返して)手術を行っていました。しかしこの方法では大腿四頭筋(太ももの筋肉)を強く痛めてしまい、術後の痛みも強く膝の機能回復に時間がかかっていました。

低侵襲人工膝関節置換術(MIS-TKA)とは?

1990年代後半からアメリカを中心として低侵襲人工膝関節置換術が行われるようになってきました。日本では2002年頃から導入されて徐々に広がってきています。
低侵襲人工膝関節置換術は皮膚や筋肉の切る範囲を最小限(8-12cm程度)にし、膝蓋骨の反転も行いません。そのため大腿四頭筋(太ももの筋肉)に対する影響も少なく術後早期の膝機能の回復が得られます。また、手術侵襲が少ないため術後の痛みも軽度です。この手術方法は人工膝関節に関して最も注目されている分野であり、多くの整形外科医が興味を持っています。しかし、技術的な難しさから現在既にこの方法が導入されている医療施設はさほど多くありません。当院整形外科部長(人工関節担当)中田活也及び医長西川昌孝は前職の市立豊中病院にて2004年から日本全国でも比較的早期にこの手術方法を導入し300例以上の十分な実績があります。またその経験および技術の進歩によって一般には低侵襲手術が困難とされる患者様に積極的に行っています。また低侵襲手術について多数の学会報告を行っており、自信を持って勧められる手術方法です。ただ、この方法は全ての患者様に対して行えるものではありません。もちろん手術侵襲が少ない方が望ましいですが、肝心の人工関節の手術が不十分になっては全く意味がありません。経験上は90%以上の患者さんに低侵襲手術は可能ですが術前の膝の変形が強い方、体格が大きい方、皮膚が弱い方、再手術の方などはこの方法が行えない可能性があります。また、低侵襲人工膝関節を行う予定でも手術中の判断で通常の手術法に変更することもあります。

低侵襲人工膝関節置換術(MIS-TKA


低侵襲単顆式人工膝関節置換術(MIS-UKA)

術後の人工膝関節の精密検査

人工関節は体内に埋め込まれた後、体外からは見えません。そのため人工関節が体内で正常に動いているのかを正確に調べる方法は今までありませんでした。最近、大阪大学整形外科ではレントゲン透視撮影画像を使用してコンピューターにて三次元的に人工関節の動きを解析できる方法を開発しました。当院では希望される患者様にはこの方法を使用して大阪大学整形外科と共同で術後の人工関節の動態解析検査を行っています。大阪大学付属病院で約30分間の精密検査(歩いたり、階段を昇ったり色々な動作での膝の動きをレントゲン透視機器で撮影し解析します)を受けていただきますと体内での人工関節の動きが三次元的に評価可能です。費用は健康保険(3割負担の場合)を使用して約2300円ほどになりますが、患者さんの体内の人工関節が正常に動いているか検査可能です。また解析した実際の人工関節の動きはコンピューター動画にしてお渡ししますので、自宅のコンピューターで実際に患者さん自身の目で見ていただくことができます。是非とも術後はこの検査を受けていただくことをお勧めいたします。

関連業績

  1. 西川昌孝ほか:Augmentation metalを用いた人工膝関節全置換術の短期成績(整形外科, 2002)
  2. 西川昌孝ほか:Knee Opus人工膝関節の中期成績(日本人工関節学会誌, 2006)
  3. 西川昌孝ほか:当院におけるMIS-TKAの成績と問題点(日本人工関節学会誌, 2007)
  4. 西川昌孝ほか:導入後2年間の最小侵襲人工膝関節全置換術の臨床成績と問題点(整形外科, 2007)
  5. 西川昌孝ほか:単一術者におけるMIS-TKAのコンポーネント設置精度(日本人工関節学会誌, 2008)
  6. 西川昌孝ほか:最小侵襲人工膝関節全置換術における手術精度と安全性(整形外科, 2009)
  7. 西川昌孝ほか:単一術者における最小侵襲人工膝関節全置換術100例のコンポーネント設置精度(整形外科, 2009)
  8. 西川昌孝ほか:脛骨コンポーネントにaugmentationを使用したMIS-TKAの経験(日本人工関節学会誌, 2009)
  9. 西川昌孝ほか:単一術者における高度内反変形膝に対する最小侵襲人工膝関節全置換術の成績(整形外科, 2010)
  10. 西川昌孝ほか:術者の異動に伴うMIS-TKA新規導入時の問題点(日本人工関節学会誌, 2010)
最終更新日:2018年8月8日
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