チューター制度
JCHO大阪病院附属看護専門学校では、『チューター制度』を取り入れています。チューター制度とは、学生を一定人数のグループに分け、担当教員を各グループに配置します。よりよい看護学校生活を送ることができるように支援します。また、学習面だけではなく、生活面や就職活動、進路相談など個別的な相談にも素早く対応できます。
ピア・サポート制度
チューター制度とともに、『ピア・サポート制度』も導入しています。ピア・サポートとは、一般的に、「同じ様な立場の人によるサポート」という意味で用いられます。つまり、同じ看護師を目指すものとして、1学年・2学年・3学年の縦の繋がりも重要であり、同じ立場の学生同士が学びあうことで学校生活をより良いものにしていくと共に、学習の方法や課題への取り組み方など具体的なことを聞いたり、体験したりすることで学習の意欲向上へと繋がります。
本校のチューター制度とピア・サポート制度
チューター | ピアサポート | 1学年 | 2学年 | 3学年 |
○○教員 | グループ1 | 3名 | 3名 | 3名 |
□□教員 | グループ2 | 4名 | 4名 | 3名 |
△△教員 | グループ3 | 3名 | 3名 | 3名 |
◇◇教員 | グループ4 | 4名 | 3名 | 3名 |
… | … | … | … | … |
… | … | … | … | … |
ピア・サポートグループによる活動計画(例)
時期 | 内 容 | 対象学年 |
4月 | チューター制度やピア・サポート制度を確認でき、学校生活の中で活用できるように、オリエンテーションを実施します。 | 1~3学年 |
チューター担当教員やピア・サポートグループメンバーとの懇談会を開催します。 | 1~3学年 | |
5月 | 看護学を学習していく上で、必要な学習方法や学習の視点などを聞く事で、学習活動への意欲の向上を目的として学習会を行います | 1・2学年 |
6月 | 学習の取り組み方法や姿勢など具体的な話を聞くことで、看護技術の習得に必要な、学習方法や、看護技術の練習方法など具体的に学び合います。 内容→リネンチェンジ、体位変換などの看護技術を事例に沿って考え合う。2年生が1年生に教え、学ぶ。1年生は2年生から学ぶ。 |
1・2学年 |
7月 | 協同学習 | 2・3学年 |
9月 | 実習の経験をしている学年から、学習の方法や、視点、内容など具体的に学ぶことで、実習に向け、学習環境を整える事や学習方法を学び、実習への不安や疑問の解決と、学習の意欲向上につなげる目的で行います。 内容→3学年より、学習の工夫点や実習に臨むにあたり必要な学習内容などをグループになり、伝達する。1学年は、学校生活や学習について聞きたいことを解決する場とする。 |
1・3学年 |
☆計画している以外でも、看護技術の演習に向けて、練習を1・2学年のピア・サポートグループで行っています。
☆朝や夕方など、時間を見つけて技術の練習を自主的に行っていますが、その時にもピア・サポートを活用して、学生同士で学び合っています。
先輩が、学習の方法を伝授してくれました。
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実習や国試対策、就職などに向けて大切な事や学習について3年生が2年生に教えてくれました。