独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

当院について

病院長挨拶

病院長あいさつ

 大阪病院は、1952年にこの地に開設した大阪厚生年金病院を基とし、2014年に厚生団・全社連・船保会加盟病院の統合に伴い改組し、独立行政法人 地域医療機能推進機構(JCHO)大阪病院となりました。JCHO 設立後、10年が経過しましたが、実際は70年以上の歴史と伝統があり、高い専門性と同時に幅広い診療領域をカバーする公的急性期総合病院の役割を担います。

 私たち大阪病院職員は、医療を必要とする人や地域社会により適切に対応し貢献するために、2023年、地域の医療機関並びに患者・家族の皆様と一緒に新しい大阪病院のパーパス(存在意義・価値)、ミッション(理念・使命)、ビジョン(展望)、クレド(信条)をつくりました。現在これらに基づき地域の医療機関との連携を強め、地域社会に貢献する様々な取り組みを行っております(ビジョンプロジェクトver.2.5)。

 2024年には臨床検査室はISO15189を更新し、病院機能評価(一般病院2:3rdG:Ver.2.0)と卒後臨床研修評価機構(JCEP)受審で高い評価を受けています。現在大阪ではEXPO2025などでインバウンドが増加しています。これに伴い救急医療を要する外国人患者にも24時間対応可能な体制を整えました。更に、より質の高い医療を提供できるよう「医療の質可視化プロジェクト」等に参画し、「QI(医療の質の指標)」や「患者体験価値(PX)」を参考に日々の診療や手続きの改善に取り組んでいます。

 2024年に更新した最新の電子カルテシステムの稼働に伴い遠隔画像診断やシームレスな地域連携のための“大阪病院ネット”の運用を始めました。地域の医療機関や医療者との連携がよりスムースで価値のあるものになるため、例えば診療予約は、①.医療機関からの診療・検査予約は電話1本、或いはクリック一つで完了し、②.紹介状があれば、患者さんやご家族からも電話で受診予約を受け付けております。また地域医療連携室は、平日19時半まで、土曜日は午前中も開いており、受診や受診相談、検査予約を受け付けております。更に“大阪病院ネット”にご参加頂ければ、上記ネット予約に加え、画像や臨床検査結果、サマリー情報などの情報が共有でき、患者さんに安心して当院に受診してもらえると共に、連携医療に戻ってもらえるようにしました。これ以外にもDx化にも様々取り組んでおります。

 また、患者中心の医療を提供しPXを通して患者さんの受診体験や満足度が良くなるよう、受診手続きやプロセスの改善に努めております。例えば、患者さんや地域代表者との意見交換会を開催し、全病院を挙げてQC活動(TQM)にも取り組んでいます。加えて、地域社会、地域の医療機関や患者・家族の皆様との協働を進めるために、オープンキャンパス(例年10月)、「がんサロン」、「赤ちゃんが来た」、クリスマスコンサートやバレンタインイベントなど地域の皆さんが参加可能な様々なイベントや勉強会を開いております。お気軽にご利用・ご参加いただければ幸いです。

 地域の医療機関や医療者に信頼して頂き、患者・家族の皆様並びに若手医療者から選ばれる、“より最適な医療と温かいこころで、「あなた」と「地域」を支える”大阪病院を目指してまいります。
皆様方には、忌憚のないご意見をいただくとともに、引き続き、ご協力とご理解の程よろしくお願い申し上げます。

独立行政法人 地域医療機能推進機構
大阪病院 病院長 西田 俊朗


最終更新日:2025年04月18日

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