病院長挨拶
病院長あいさつ
独立行政法人 地域医療機能推進機構(Japan Community Healthcare Organization: JCHO)
大阪病院は70年以上の歴史と伝統のある病院です。1952年にこの地に開設した大阪厚生年金病院が基です。開院後の大阪厚生年金病院は、地域の信頼のもと大きく発展し、幅広い診療科を擁し専門性の高い医療を提供する総合病院として地域医療に貢献してまいりました。2014年に厚生団・全社連・船保会加盟の病院が統合しJCHOを組織、当院もその一院となり、名称を「大阪病院」と変更しました。大阪病院は、より充実した医療を提供し、地域医療を支え、住民の皆様の健康並びに福祉の増進に貢献するため2015年に建物を一新しました。
私達の医療に対する長い信頼の歴史を踏まえ、多様な患者・地域のニーズと、複雑で変化に富む社会、急速に発展する医療に対応できる新しい魅力ある大阪病院を創るため、このたび大阪病院のビジョンを刷新しました。患者さんご家族、地域の住民の皆様方にご協力を仰ぎ、職員一同でパーパス、ミッション、ビジョン、そしてクレドを創りました。私達のパーパス(存在意義や社会への約束)は「より最適な医療と温かいこころで“あなた”と“地域”を支えます」としました。そしてパーパスを実現するためのミッションでは、◎専門的で高度な医療を提供できる体制を保ち、◎一人ひとりに寄り添い最適な医療を提供すること、◎未来の医療を支えるプロフェッショナルを育成すること、◎変化する社会の要請・医療ニーズに真摯にかつ迅速に応えること、そして、◎職員が互いに支えあい高めあい、より良い医療を提供することを唱っています。
大阪病院は、地域医療支援病院であり、救急指定病院、大阪府がん診療拠点病院、災害拠点支援病院でもあります。日本では高齢化、少子化、そして人口減少が大きな問題となっています。大阪病院が位置する大阪市北西部は、暫くは大きな人口変動はなく、子育て世代も多く、かなり高齢者人口の増加が見込まれます。この様な地域事情を踏まえ、地域が必要とする救急医療や総合診療機能を提供すると共に、急性期総合病院として質の高い専門医療も提供しております。特に、多様な疾病を抱える高齢者に対しては、この年代に多い整形外科疾患やがん・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病等の生活習慣病や神経疾患を中心に幅広く専門的な診療を提供し、小児周産期医療にも力を入れております。
高品質でバリューベースの医療を提供することで、地域から、患者家族の皆様から、そして医療者から信頼され選ばれる病院になるよう皆様と共に職員一同全力で取り組んで参ります。
今後ともあたたかいご支援とご助言を心よりお願い申し上げます。
独立行政法人 地域医療機能推進機構
大阪病院 病院長 西田 俊朗
最終更新日:2024年06月26日