独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

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独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

チーム紹介

◆感染対策チーム(Infection Control Team:ICT)

 医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職員で構成しており、感染症専門医1名、感染管理特定認定看護師2名が在籍しています。患者さん、職員の感染防止を目的とし、毎週環境ラウンド、月2回のミーティング、感染対策マニュアルの作成と改訂、医療関連感染サーベイランスを実践し、診療科、部門に関係なく組織横断的に活動しています。
 大阪市内の医療機関と保健所が連携したネットワークがあり、情報共有や感染対策が充実のため活動に参加しています。そのネットワークを通して、コロナ禍から他の医療機関や施設へ訪問し、学習会や感染対策の助言させていただき、地域に出て積極的に活動しています。

◆抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)

 抗菌薬が効かない(薬剤耐性:Antimicrobial Resistance 、AMR)微生物に対して何も対策を取らなかった場合、2050年にはAMR微生物による死亡者数が1000万人と推定されており、がん患者を上回る計算です。
 抗菌薬の不適切な使用や長期間の投与が、抗菌薬が効かないAMR微生物を発生あるいは蔓延させる原因となりうるため、患者さんへの抗菌薬の使用を適切に管理・支援するための実働部隊です。感染症専門医、薬剤師、検査技師、看護師で1回/週カンファレンスを行っています。感染症を起こさない、繰り返さずに生活がおくれるよう、できることを現場のスタッフと共に考え、看護を提供しています。
 入院中に使用する抗菌薬だけでなく、外来患者さんに処方される経口抗菌薬も不適切使用がないように、医療者だけでなく患者さんにも正しい抗菌薬の使い方について啓発活動を行っています。

◆褥瘡対策チーム

院内褥瘡発生0“ゼロ”を目指して、医師、皮膚排泄ケア認定看護師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、事務員の多職種で活動しています。チーム回診やカンファレンスを定期的に行い、患者様に応じた褥瘡予防対策や治療が提供できる環境を整えています。皮膚排泄ケア認定看護師は主にエアマットなどの褥瘡予防用具等の療養環境の整備、褥瘡予防治療に関する院内教育を実施しています。

◆栄養サポートチーム(Nutrition Support Team:NST)

高度な手術、最新の薬も、土台となる栄養状態が悪いと十分な力を発揮できず、また、専門分野が細かく分かれた現在の医療において、主治医だけでは栄養管理まで十分に手がまわらない場合も決して珍しくはありません。栄養サポートチーム(NST:Nutriton Support team)は主治医と連携して、患者さんの治療を土台である栄養面から支えられるよう活動しています。現在のメンバーは医師(外科、内科、歯科)、栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士で毎週回診を実施しています。
 食事だけではなく、静脈輸液、胃瘻・空腸瘻から経腸栄養など、あらゆる経路を使って最適なメニューを組み立て、患者さんの栄養状態・QOLを改善して様々な疾患に対する治療効果をより高めることを目指して活動しています。

◆緩和ケアチーム

  1. 緩和ケアとは
    緩和ケアとは、重い病気を抱える患者さんやそのご家族一人ひとりの身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケアのことを言う。緩和ケアは、がんが進行した時から受けるケアではなく、治療の早期、診断を受けた時からのつらさに対して行われるものです。
  2. 緩和ケアチームとは
    各分野の専門の医療スタッフが、病気に伴ういろいろなつらさを取り除き、充実した生活を送ることができるように支援するチームです。
  3. 緩和ケアチームの対象
    対象は、疼痛・倦怠感・呼吸困難などの身体的症状または不安・抑うつ・せん妄などの精神的症状を持つ患者、また、治療や療養方法に悩んでおられる患者・ご家族も対象です。
    ・疼痛、悪心・嘔吐、呼吸困難など身体的苦痛に関すること
    ・気持ちの辛さやせん妄など精神的苦痛に関すること
    ・告知・病状説明、治療方針に関すること
    ・療養場所・方法に関すること
    ・ご家族の問題に関すること
    ・経済的な問題(仕事)に関すること
    ・倫理的な問題に関すること 

    など

◆糖尿病チーム

糖尿病グループは30数年にわたり、患者様にチームで医療提供するための活動を行ってきました。その中で看護師は、患者の療養行動を理解した上でその人にあった支援ができるよう事例検討などの自己研鑚につとめています。認定看護師や糖尿病療養指導士がタッグを組んで現場支援もしています。

◆フットケアチーム

内科、皮膚科、形成外科、循環器内科、心臓血管外科の5診療科の医師と外来・病棟・血液浄化センター看護師、義肢装具士をメンバーとして、フットケア外来の運営やチームカンファレンス、教育活動(糖尿病教室や医療者を対象とした勉強会や講演会)など様々な活動を実施しています。チームで力を合わせ、患者様の個々の問題に応じた治療とフットケアを実施していきます。

◆認知症ケアチーム

神経精神科医師、老人看護専門看護師、社会福祉士、作業療法士でチーム活動を行っております。超高齢社会となり、高齢者、特に認知症高齢者の入院がますます多くなることが予測されます。せん妄や行動心理症状やもともとの中核症状のために、身体疾患の治療がスムーズに行えない、退院の遅延、ADL低下などの問題が生じやすいのが現状です。そのため、認知症の方が安心して入院でき、退院を迎えられるよう、病棟・チームで連携して認知症ケアの質の向上を目指しています。

◆ブレストチーム(乳腺疾患患者ケアチーム)

乳がんは、早期発見できれば治療が可能であり、様々な治療を組み合わせながら長期的に付き合うことができる疾患です。乳がん検診をはじめ、各治療期や終末期まで、他職種医療チーム・患者会やメイクセラピーを提供しているがんサバイバーの方々と協働しながら、乳がん患者様とご家族様が、その方らしい生活ができるように支援していきます。

◆呼吸ケアチーム(Resperatory Support Team:呼吸サポートチーム)

~チームメンバー~

医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士の多職種からなら呼吸ケアチームが、早期に患者様の人工呼吸器が外せるようラウンド活動をしています。人工呼吸器を装着されている患者様が安全・安楽にケアを受けていただけることを目指して努力しています。

◆排尿ケアチーム

尿道カテーテルを早期に抜去することで、尿路感染の予防や早期離床・寝たきり予防につながると考えられています。排尿ケアチームは多職種(医師、看護師、理学療法士、作業療法士など)で構成し、病棟、外来と連携して早期の尿道カテーテル抜去にとりくみ、抜去後の快適な排尿自立が行えるように支援しています。

◆摂食嚥下チーム

耳鼻科医師、リハビリ科医師、摂食嚥下障害看護認定看護師、言語聴覚士、栄養士でチーム活動を行っています。食べることに障害がある患者の食事形態や介入方法についてチームで検討しています。対象者へは回診時に嚥下内視鏡検査を行いその場で嚥下機能評価も行っています。その人らしく安全に経口摂取ができるように支援しています。

◆術後疼痛管理チーム

2023年10月から麻酔科医、看護師、薬剤師で構成されたチームで術後疼痛管理チームの回診を実施しています。
消化器外科・泌尿器科の手術で、持続的に硬膜外麻酔や静脈内鎮痛を行う患者様に回診を実施しています。
術後痛緩和だけでなく、周術期合併症の低減につながるように主治医や病棟の看護師と協働しながら介入しています。

◆モニターアラームコントロールチーム(Monitor Alarm Control Team:MACT)

医師、看護師、理学療法士、臨床工学技士の多職種でチーム活動を行っています。生体情報モニタのアラーム設定が不適切であることにより日常的に不要なアラームの鳴動が発生し本来すぐに駆け付けるべき異常に気付けず重篤な転帰をとるケースは全国的にしばしば報告されています。MACTは、適切なアラーム管理により患者安全を確保することを目的として活動しています。

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