独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

患者さまへ

包括同意について

包括同意について

はじめに

当院では、急性期病院として地域に先進的な医療を提供しています。私たちは診断や治療などの診療にあたり、治療方針及びその内容を、患者さん・ご家族の方と医療従事者との間で共有することは大切なことだと考えています。
受診頂くにあたって、以下の項目についての説明を明記しています。外来受診時あるいは入院時に、内容をご理解いただいたうえで、患者さんならびにご家族の方からの意思表示をお願いしています。なお、同意がいただけない場合においても、患者さんに不利になることは一切ございませんので、ご安心ください。

  1. 医学研究・教育へのご協力について
  2. がん登録について
  3. 病理検体の取り扱いについて
  4. NCD(エヌシーディー)について
  5. 臨床研修・各種学生実習へのご理解・ご協力
  6. 軽微な処置に関して

医療は日々進歩しており世界中で新たな治療法や治療薬が見つけられています。そういった治療の進歩は現在行われている治療の効果や安全性などを検討し、改善していくことにより、効果的で安全性の高い治療法として進歩していきます。JCHO大阪病院(以下、当院)ではも、高い使命感を持って医療の進歩に貢献する必要があると考えています。そのために患者さんより得られた病気の情報(病歴、画像、検査データ、病理データなどの診療の過程で改めて得られた情報)を匿名化、個人情報保護を徹底し、利用させて頂くことに関してあらかじめ同意を頂くよう、お願い申し上げます。(このような同意を「包括同意」と称します。)

当院では、人を対象として職員が行う医学研究が、ヘルシンキ宣言(1975東京、2008年ソウル改訂)の趣旨に沿って、しかるべき倫理的配慮が図られているか否かについて厳正な審査を行っています。
人を対象とする医学系研究では、試料(血液、摘出・切除組織など人体に係るもの)や情報等も対象となっており、その保管および利用については、文部科学省・厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」を遵守しなければならないとされています。当院では「JCHO大阪病院医学倫理委員会規程」を定め、医学倫理委員会を設置し、外部の有識者等にもご参画いただき、研究の内容、計画、論文発表等について、妥当性を審査しています。
ご協力をお願いする内容について、同意されるかは、患者さんの自由意思です。同意されない場合は申し出ていただきますようお願いします。同意されない場合でも、診療上の不利益を被ることはありませんのでご安心ください。

なお、研究によって得られた情報や、その公表過程で生じた知的財産は、当院と研究者の帰属となります。同意された場合でも、今後、希望により同意を撤回することが可能です。同意を撤回される場合は、担当医もしくは担当診療科へご連絡をお願い致します。

上記、包括同意について不明な点等がございましたら、医学倫理委員会事務局(総務企画課内、内線2031)へご連絡ください。

■臨床研究情報の公開
■個人情報保護方針

最終更新日:2024年09月17日

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