2023年9月20日(水)火災消防訓練を実施しました
今回の訓練は、病棟火災をシミュレーションした夜間想定のシナリオで取り組みました。
火事を発見した際に、通報や初期消火など、慌てずに的確に行動出来るよう、各々が主体的に動くことを目標としました。患者役には、看護専門学校の学生が重症度の違う患者役として参加しました。
病棟に責任当直医師が駆けつけ、看護師リーダーから状況報告を受けます。管理師長も情報共有や、応援に駆けつけたサポート部門に患者搬送などの指示を出しました。 |
酸素が必要な患者や寝たきりの患者役、自力で動けない患者役には、車椅子で移送を手伝い、手分けして火元から非難させました。
火災発生の報告を受け、1階の守衛室に、災害本部が立ち上がりました。責任当直医師、当直師長が中心となり、現場の情報収集と状況の把握に努めます。院内の患者さんには、火災が安全に鎮火したことを伝え、スタッフの指示に従って行動頂くよう、案内が放送されました。
その間に、連絡を受けた幹部が次々に本部に到着しました。
患者役の安全確認後、今度は院内スタッフの安否確認を行いました。
スタッフ同士がコミュニケーションを取り、円滑な情報伝達も重要な課題です。メディカルスタッフが、病棟を周り、安否確認を行いながら、本部へ向かいます。 |
消防隊長役が駆けつけ、現場の確認と、災害本部での事情聴取が始まりました。
火災現場のこと、患者のこと、いつ頃、どのようにと、詳細に尋ねる質問がなされました。
幹部の到着後、院内のシステムやスタッフの状況などのヒアリングが行われました。
設備全般を統括する担当者も、全体の評価者として、院内の動きを確認しておりました。 | |
避難訓練終了後は、反省会を行いました。
火災病棟の看護師リーダーの感想を皮切りに、各々の担当部門における感想と評価者による評価が発表されました。
並行して、駐車場では、今年入職した看護師1年目のみなさんが集合しました。大阪市福島消防署にご指導頂き、消火器の取扱いについてのレクチャーを受け、水消火器を使った訓練を実施しました。
大阪市福島消防署の皆様、ご協力ありがとうございました。 |
反省会の総括で、西田病院長が「実際の場合を常に想定し、各々の動きを2,3パターン持っておく方が、万一の際に臨機応変に対応できると思う。今後も訓練を継続して行きましょう。」と締めくくられました。 |
前回に続き、今回も無事に訓練が終了しました。外来の患者さんやご家族の方、ご入院されている皆様にご理解を頂き、実現したものと感じております。ご協力を頂き、誠にありがとうございました。
☆☆☆おまけ☆☆☆
患者役に徹した看護師の卵たちです。皆さん、ありがとうございました。