独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

診療科のご案内

循環器内科

小笠原
小笠原 延行
おがさわら のぶゆき
役職
循環器内科診療部長
救急診療
経歴
1995年 香川医科大学医学部卒業
専門分野
循環器、虚血性心疾患
資格
日本循環器学会循環器専門医
日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本内科学会内科認定医
日本心血管インターベーション学会専門医・指導医
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三好 美和
みよし みわ
役職
循環器内科部長(不整脈治療担当)
経歴
1997年 信州大学医学部卒業
2007年 広島大学分子病態制御内科学大学院卒業
専門分野
循環器、不整脈疾患
カテーテルアブレーション
ペースメーカ手術
資格
循環器内科専門医
循環器内科専門医
不整脈専門医
総合内科専門医
医学博士
内科指導医
難病指定医
ICD CRTD 留置認定医
リードレスペースメーカ プロンクター(Micra)
リードレスペースメーカ認定医(Aveir)

特徴

当院循環器センターは虚血性心疾患治療や不整脈治療を主体とし常に最先端医療と地域密着型の診療を心がけています。最近はTAVI も順調に増加し、不整脈部門ではバルーン治療が主体となっています。

診療実績

主な手術実績(2022年度)
冠動脈形成術(PCI) 167
カテーテルアブレーション(CA) 176
TAVI 20
下肢動脈形成術(PPI) 58
ペースメーカ手術 70
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ご紹介

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)

閉塞性動脈硬化症(下肢動脈疾患)

不整脈
(アブレーション ペースメーカー)


→詳しく知りたい方は下のボタンから動画をご覧いただけます


心臓リハビリテーション

心臓核医学検査(心筋シンチ)

医学研究実施のお知らせ心臓弁膜症

心不全

医療関係者の皆様

ご紹介

JCHO大阪病院 心臓(循環器)センター
JCHO大阪病院では循環器内科と心臓血管外科が協力し、臨床工学技士・放射線技師・看護師とともに心臓センターとしてチーム医療を行っています。

特にハイブリッド手術室が完備され、大動脈瘤や大動脈解離に対しては大動脈ステント留置術が可能となり、積極的に大動脈疾患を受け入れています。また、大動脈弁狭窄症に関するカテーテル治療(カテーテル的大動脈弁留置術)を2019年の春より開始しています。(心臓血管外科ホームページ参照)

循環器内科では心不全、冠動脈疾患、不整脈、末梢動脈疾患、弁膜症、心筋症、肺塞栓など循環器領域のあらゆる疾患に対して専門的な最新の治療で対応できるように努めています。
救急体制も整っており、365日24時間体制でホットラインにて開業医の皆様や救急隊の対応にあたっています。断らないことをモットーとしています。
他の分野の合併症を持っておられる患者さんにも、他科と協力の上、治療に当たれるようにしています。
各領域の詳細に関してはそれぞれの項目をご覧になってください。
センター一覧の心臓センターの項目もご覧になってください。

JCHO大阪病院循環器センター長、循環器内科部長

小笠原延行

特徴

充実した救急体制・外来紹介システム
24時間体制で、循環器当直・救急担当をおいて、救急患者への対応をしています。
緊急カテーテルもいつでも可能であり、急性心筋梗塞にも対応できます。
担当医がホットラインを携帯し、救急隊や地域の先生方からの紹介に直接対応しています。
救急・待機的にかかわらず、紹介を希望される患者様がいらっしゃいましたら、地域医療相談室またはホットラインにてご相談ください。

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心臓血管外科との連携
心臓血管外科との連携を密にし、手術適応の症例は迅速に紹介しています。
当院にはハイブリッド手術室を完備しており、大動脈に対するステント治療も可能であり、急性大動脈解離にも緊急対応できます。
専門外来
不整脈外来:
様々な不整脈に対して、適切に薬物療法・カテーテルアブレーション・ペースメーカ治療の適応を決めるために、不整脈専門医が担当しています。

睡眠時無呼吸外来:
簡易PSG(ポリソムノグラフィー)・一泊入院のPSGにて診断し、それぞれの症例に対する適切な治療をお勧めします。

※PSG:夜間睡眠時に装着し、酸素飽和度・口鼻の気流・胸腹部換気運動・心電図・脳波などを調べ、無呼吸の程度・タイプを診断する装置

心臓リハビリテーション外来:
入院における急性循環器疾患の心臓リハビリだけでなく、心不全患者など外来でも心臓リハビリテーションを行っています。CPX(循環呼吸機能検査)を用いて、適切なリハビリテーションを行います。
専門治療
1.冠動脈疾患:

診断・虚血精査
外来にて冠動脈CT・負荷心筋シンチ・トレッドミル運動負荷
入院にて冠動脈造影・FFR測定

治療

急性心筋梗塞に対する緊急再灌流療法
IABP(大動脈バルーンポンプ)・PCPS(経皮的循環呼吸補助装置)の使用
冠動脈ステント留置・DCB・ロータブレータ・DCA
冠動脈バイパス術

2.不整脈:

診断 ホルター心電図・長期ホルター心電図・携帯ホルター心電計・遅延電位測定
皮下植込み型ホルター心電図・電気生理カテーテル検査

治療

心房細動(AF)・心房粗動(AFL)・心房頻拍(AT)・発作肢上室性頻拍症(PSVT)・心室頻拍(VT)・心室性期外収縮(PVC):各種不整脈に対するカテーテルアブレーション
徐脈性不整脈(洞機能不全症候群・房室ブロック・徐脈性心房細動)に対するペースメーカー治療・中隔ペーシング・リードレスペースメーカ
心室頻拍(VT)・心室細動(VF)という致死性不整脈に対する植込み型除細動器・着脱式除細動器・皮下植込み型除細動器

3.末梢動脈疾患:閉塞性動脈硬化症・重症下肢虚血・腎動脈狭窄・透析シャント狭窄

CT・MRI・エコー・下肢動脈造影・炭酸ガス造影による診断
治療 カテーテル的血行再建術・ステント・バイアバーン・クロッサー
バイパス術・内膜剥離術
フットケア(皮膚科・形成外科・糖尿病内科と)

4.大動脈疾患:急性大動脈解離・大動脈瘤

迅速な造影CT検査にて診断の上、手術適応・治療方針を決定いたします。
心臓外科にて緊急手術も対応しています。
ハイブリッド手術室を完備しており、ステントによる治療も可能です。

5.心不全・弁膜症・心筋疾患・心膜疾患:

検査 経胸壁心エコー・経食道心エコー・3D心エコー
心臓MRI(心筋遅延造影)・MIBG心筋シンチ・ピロリン酸心筋シンチ
CPX(循環呼吸機能検査)
心筋生検
二次性心筋症(サルコイドーシス・アミロイドーシス・ファブリーなどの鑑別)

治療

心不全治療・管理に関しては、入院時に十分な患者指導を行い、外来は病診連携を重視して、地域医療の先生方と一緒に管理していくシステムを作っていきます。
弁膜症の場合は手術適応を決定し、心臓外科に紹介いたします。
TAVI(カテーテル的大動脈弁置換術)の適応の場合は大阪大学・大阪府立急性期総合医療センターへ紹介いたします。
CRT-P(心臓再同期療法)・CRT-D(植込み型除細動器付き心臓再同期療法)の植え込みを行っています
心臓リハビリテーション 入院・外来で可能

6.静脈血栓塞栓症:深部静脈血栓症・肺塞栓・下肢静脈瘤

CT・エコーによる診断
適切な抗凝固療法
カテーテル的血栓溶解術・血栓破砕術
下大静脈フィルター留置
下肢静脈瘤に関しては、形成外科にて手術治療を行っていますので、ご紹介いたします

7.成人先天性心疾患:

手術適応を決定し、心臓外科に紹介
小児期手術後の症例に関する経過follow
8.血管炎(高安動脈炎・巨細胞性血管炎・ANCA関連血管炎・川崎病)

腎臓内科と協力し、診断治療を行います

9.肺高血圧症

原因精査にて鑑別した上で、治療方針を決定いたします。
重症例の場合は、専門の施設(大阪大学、国立循環器病センターなど)に紹介いたします。

10. 高血圧症

二次性高血圧を鑑別の上、血圧コントロールをいたします。
難治性高血圧の精査・治療も行います。

11. 脂質異常症

家族性高コレステロール血症の鑑別も含め、リスクに応じた治療・指導を行います。
PCSK9阻害薬の導入も行っています。

■カテーテル検査室

冠動脈造影用のバイプレーンの血管造影装置と脳血管・腹部血管用の血管造影装置があります。

■手術室

大動脈ステント留置術や下肢動脈疾患のハイブリッド手術をしています。

最終更新日:2024年04月03日

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