独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

リハビリテーション科

リハビリテーション科

令和6年度JCHO大阪病院 後期臨床研修プログラム

リハビリテーション科後期研修(専門医育成)プログラム

大阪病院リハビリテーション科では、リハビリテーションは総合医療(トータル・ケア)であるという理念のもと、高い専門性を持つ計画的なリハビリテーションを行い、患者さんの早期自宅退院、ADLの向上、QOLの改善を目標にしています。
急性期病院のリハビリテーション科として、運動器疾患、脳血管疾患、心大血管疾患、呼吸器疾患、嚥下機能障害、加齢に伴う身体機能の変化など、医療のほぼ全ての領域にわたって、各診療科と連携してリハビリテーション診療を行い病院機能を支えています。また、がんのリハビリテーションでは周術期、化学療法・放射線療法期、終末期まで積極的に関わっています。

常勤医師はいずれもリハビリテーション科専門医・認定医で、他に神経内科専門医、心臓血管外科専門医、脳卒中専門医、総合内科専門医などの資格も有しています。
スタッフは理学療法士29名、作業療法士6名、言語聴覚士2名、健康運動指導士1名、義肢装具士2名が在籍しており、疾患別リハビリテーション以外にも糖尿病・循環器疾患の運動指導、ドックでの運動指導、義肢装具の作製など、業務は広範囲におよんでいます。

診療実績は2022年度 診療患者数4500人、(新規介入件数4750件)。内訳は脳卒中・脳外傷などの脳疾患530人、運動器疾患・外傷1860人、外傷性脊髄損傷 30人 、神経筋疾患15人、 切断14人、 小児疾患2人、内部障害(循環器・呼吸器など)650人、その他 (がん・廃用症候群など)1200人などです。

2年間の初期研修の間に、診断と治療だけではなく、包括的医療として患者さんとその家族の要求に答えることが、いかに難しくまた大切かを感じられたことと思います。リハビリテーション科の専門研修に当たっては、ADLの向上、QOLの改善を、患者さん、家族、担当の療法士、看護師とともに総合的に考え、早期の社会復帰に対するプランニング、適切な指示、他科との調整が出来ることを目標にしています。
当科では、大阪大学リハビリテーション科専門研修プログラムの連携施設として研修を実施します。研修は大阪大学専門医育成プログラムに申し込んでください。3年間の後期研修の修練により、リハビリテーション医学会認定臨床医受験資格を卒後5年目に取得することが出来ます。学術集会に研究発表・論文発表を積極的に行い、受験資格である全国大会での2題の筆頭演者、また100例の担当症例の経験を満たせるように考えています。また、脳神経疾患、運動器、呼吸器、心大血管、がん、などのリハビリテーションを診療する際には、実際に療法士とともに受け持ちを経験して研修していただくようにしています。

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