JCHO大阪病院 地域医療連絡会 開催報告
2024年3月23日(土)、あいにくの雨となりましたが、リーガロイヤルホテルにおいて「JCHO大阪病院 地域医療連絡会」を開催しました。「退院後の医療継続と多職種連携」をテーマに、地域の病院、診療所、訪問看護ステーション等の方々をお招きし、急性期病院で治療後の患者さんに、お住まいのエリアでシームレスに医療を提供し見守ると共に、それに関わる医療従事者同士がお顔を合わせてより良い関係を作る目的で企画されました。
患者さんやご家族が退院後も切れ目なく必要なケアや支援を受けられるためには、入院医療と在宅医療、介護等の連携が重要となります。
基調講演では、療養者の生活の場で医療を提供する立場だからこそわかる退院時の病診連携のあり方について、訪問診療の実際について、事例を踏まえながらご講演を頂きました。
約2時間30分の講演、シンポジウムでしたが、それぞれの職種や医療機関の立場より考えられる工夫や苦労なども具体的に紹介され、学びの多い機会となりました。
在宅ケア、訪問看護にて地域住民の方々に対し、開催されているイベントや、自宅に戻られた患者さんを見守るために尽力されている内容などのご紹介もあり、当院からは、がんを専門分野とする志方がん看護専門看護師と乗本ソーシャルワーカーより当院から地域へ患者さんをお繋ぎした実例を踏まえて講演を行いました。
これまで前方連携として地域医療連絡会の開催を行ってまいりましたが、今回は後方連携に視点をおいた初めての開催でしたが、院内外139名の方々にご参加頂き、医師、看護師、ソーシャルワーカーが中心となり、有意義な時間を過ごすことが出来ました。
今後もこのような企画にて、より多くの方々とお顔合わせや、より良い連携のあり方について、地域との絆を深めて行けるよう、取り組んでまいります。