2024年11月16日(土)『GISTセミナーin大阪病院』を開催
あいにくのお天気となりましたが、沢山の方々にご参加頂き、NPO法人「GISTERS」主催(当院共催)による『GISTセミナーin大阪病院』を開催しました。
GIST(消化管間質腫瘍)について
GIST(ジスト:Gastrointestinal Stromal Tumor)は、胃や腸の消化管壁の粘膜下にある未熟な間葉系細胞に由来する「肉腫」の一種です。消化管粘膜下にできる腫瘍はGISTだけではなく、良性の平滑筋腫、神経鞘腫や悪性の平滑筋肉腫などのこともあります。GISTの発症率は年間に10万人に対して1人から2人くらいとされ、まれな腫瘍です。発症には男女差がなく、胃に最も多く見られ、ついで小腸、その他の消化管になります。ほとんどの年齢層に見られますが、中高年に好発(60歳代でピーク)します。
国立がん研究センター希少がんセンターホームページより抜粋
当院院長の西田 俊朗の専門分野でもあるGIST。一般的には『希少がん』と言われています。その患者とご家族を支えるNPO法人が「GISTERS」として、全国で活動の輪を拡げています。
この日は当院の講堂にて、講演会が開催されました。
講演の後は、演者の皆様が揃い、質疑応答の時間。時間内に答えきれないほど沢山の質問が寄せられました。答えられなかった質問については、後日、動画等で紹介されるとのことでした。