昨年6月に開催された「医学倫理研修会」。今年度も大阪大学医学部付属病院　未来医療開発部　臨床研究センター　山本洋一センター長により、さらにアップデートされた内容にて、開催されました。

座長は金子晃副院長が務めました。

今回は個人情報法保護法を意識した安全管理措置や学術例外と講習衛生例外、研修の際に起こり得るミスなどの講話が中心となりました。さらには、最近の臨床研究の動向より、分散型臨床試験（DCT：　Decetralized　Clinical　Trial）に関する情報など盛り込まれ、参加した職員は興味深く傾聴していました。

質疑応答では、西田俊朗病院長より、世の中のＤＣＴの進捗具合や、ポイントなど、これからの研究を意識した質問がなされました。 海外ではＤＣＴが進む中、日本は遅れを取るのではないか等、海外と日本の研究の違いについても話題となりました。

大阪大学医学部付属病院では、数多くの臨床研究に係るe-learningを配信しており、外部からの研究者の方々も多く利用されているとのこと。また広く門戸を開き、未来医療開発部ＨＰ（*CROCO）等にて、「あらゆる臨床研究に関する問い合わせ」に応じておられるとのことでした。

山本センター長、貴重なご講演を賜り、ありがとうございました。