2022年11月24日(木) 大阪大学大学院医学系研究科神経内科学 望月秀樹教授にご講演頂きました。
当院がPrimary Stroke Centerのコア施設として認定され、
脳卒中療養支援窓口開設予定などを記念して、講演会を企画しました。
大阪大学大学院医学系研究科神経内科学 望月秀樹 教授に
「30分でわかる脳神経内科」をご講演頂きました。
タイトルの通り、対象は主に初期研修医および内科専攻医ですが、病棟・外来看護師、薬剤師、リハ職員、MSWなど神経内科疾患に興味のある方、診療および療養支援に携わる方々の参加も歓迎します。
座長は脳神経内科診療部長 上田 周一。 opening remarksとして上田診療部長より、 当院の脳神経内科の歴史と、望月教授のご紹介を頂きました。 会場はあふれんばかりの人となりました。 |
「脳神経外科といえば、100%知っている人がいるけど、脳神経内科ってなんだろうと思う方が多いと思います。あまり知られていないのが脳神経内科でもあります。この会場にも片頭痛をもっておられる方も多くおられるかもしれません。脳神経内科はそのような脳にかかわる治療や研究に取り組んでいます。」と、冒頭から、心地よいトーンで丁寧なお話が始まりました。
講演のスライドは、脳神経内科分野の疾患にかかわる動画を取り入れ、症状の特徴などを見て理解できるよう、医療従事者のみではなく、一般職員もわかりやすい内容でした。
途中、実演もあり望月教授と上田診療部長とのやり取りに会場から笑いもあり盛り上がっていきます。
質疑応答にも臨床体験を交え、丁寧に言葉数多く、熱心なご回答を頂きました。
講演の前半部では、救急を担当する若い先生方に、脳卒中を含めた神経疾患に対して明日から役立つ診察の要点を示して頂きました。また、後半の質疑では、脳卒中急性期患者にする、しばしば対応困難なせん妄等の、質疑も交わされました。
またこの度、望月教授が来年9月に大阪で開催される第29回日本遺伝子治療学会学術集会において、脳神経内科として会長を担われるとのことで、学術集会の開催案内も頂きました。
夕方の時間帯からの講演会でしたが、時間があればもっとお話を伺っていたいと思えるほど、とても勉強になる講演会でした。
望月教授、ありがとうございました。