独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

手術を行わない、ひざ関節治療の新しい選択肢『PFC-FD療法』

手術を行わない、ひざ関節治療の新しい選択肢『PFC-FD療法』

ご自身の血液から「血小板」を抽出し、治療に活かす方法『PFC-FD療法』は、関節疾患において、ヒアルロン酸注射や服薬などの「保存療法」や人工関節置換術や骨切り術などの手術の間に位置する新しい治療方法で、入院の必要もありません

ゴルフのタイガー・ウッズ選手や、野球では大谷翔平選手が怪我の改善に活用したことで話題になった「PRP(多血小板血漿)療法」がありますが、PFC-FD療法はそのPRP療法を応用した技術です。

現在ではPFC-FD療法もPRP療法と同様に、関節症・関節周囲の靭帯・軟部組織などの治療に活用が始まっています。

「手術はしたくない」「入院できない」と言われる患者さんに、バイオセラピー【PFC-FD療法】を紹介しています。ご自身の血液から血小板由来の成長因子を抽出し、患部に注入することにより抗炎症作用や鎮痛作用の継続的な効果を期待する治療として、注目を集めています。

【担当医師のご紹介】

スポーツ医学科診療部長の北医師がご相談や治療を担当しています。

【経歴】

2000年 大阪大学医学部卒業

【専門分野】

スポーツ整形外科

膝・足靭帯再建・関節鏡手術

膝周囲骨切り術

【資格】

●日本整形外科学会専門医

●日本スポーツ協会公認

●スポーツドクター
pfc-fd_kita 北 圭介

スポーツ医学科診療部長

『PFC-FD療法』の3つのポイントは、ご自身の血液を使うオーダーメイド治療のため、アレルギー反応等のリスクが少なく安心です。また手術とは違い、炎症を抑える作用が特徴で、注射後の痛みや腫れも少なく、関節に優しい治療です。治療は注射のみのため、手術や入院は不要、治療を受けたその日に帰宅できます。

『PFC-FD』とは?

pfc-fd1 ご自身の血液から抗炎症作用などを持つ「成長因子」を抽出


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独自の技術で凍結乾燥
pfc-fd3 関節内に注入し、痛みの緩和や損傷部位の機能改善を目指します


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『PFC-FD療法』に関するご相談

受診希望については➤こちら

その他については、➤「外来受診される方へ」をご参照ください。