独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

診療科のご案内

子宮頸がん予防ワクチンについて

子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種をご希望の皆様へ

子宮頸がんは子宮頚部(子宮の入り口)にできるがんで、20~30代で急増し、日本では年間約15000人の女性が発症していると報告されています。

子宮頸がんは発がん性HPVというウイルスの感染が原因で引き起こされる病気です。発がん性HPVは感染しても多くの場合一時的でウイルスは自然に排除されますが、感染した状態が長い間続くと子宮頸がんを発症することがあります。

サーバリックスは全ての発がん性HPVの感染を防ぐものではありませんが、子宮頸がんから多く見つかるHPV16型、HPV18型の2つのタイプの発がん性HPVの感染を防ぐことができます。しかし、サーバリックスは接種時にすでに感染している人に対してウイルスを排除したり、発症している子宮頸がんの進行を遅らせたり治療することはできません。

サーバリックスの接種対象者は10歳以上の女性です。

サーバリックスの予防効果がいつまで続くかについては現時点では成人女性で一番長い人で6.4年間(平均では5.9年間)までサーバリックス接種による抗体と予防効果が続くことが確認されています。将来サーバリックスの追加接種が必要となる可能性もあります。

サーバリックスの十分な予防効果を得るためには0ヶ月目、1ヶ月目、6ヶ月目の3回の接種が必要です。

HPV16型、18型に起因するものは本邦では全体の60-70%でありワクチン接種を受けても予防できない発がん性HPVに感染する可能性があります。その為ワクチンを接種した後も20歳を過ぎたら定期的に子宮頸がん検診を受診してください

当院での接種の流れ

まず初診外来を受診していただき医師から問診を受けた後ワクチン予約を取っていただきます。診察の有無については医師と相談となります。

初診外来は平日の午前11時30分までの受付となります。ワクチン接種は平日のみです。ご予約をとられた後は基本的にキャンセルはできません。

サーバリックスに関する電話でのお問い合わせは15時~16時の間で婦人科外来にて受け付けております。

費用については3回で総額約53000円となります。現時点では全額自費であり大阪市からの補助はありません。

最終更新日:2023年11月05日

PageTop