放射線診断・IVR科
うすき のりあき
- 役職
- 放射線診断科診療部長
- 経歴
- 1984年 大阪市立大学医学部卒業
- 専門分野
- 放射線診断
IVR
- 資格
- ●放射線診断専門医
●IVR 専門医
きたやま としあき
- 役職
- 院長特任補佐
医療情報管理部長
放射線診断科部長(IVR担当)
- 経歴
- 1999年 宮崎医科大学医学部卒業
- 専門分野
- 放射線診断
IVR
- 資格
- ●放射線診断専門医
●IVR 専門医
●日本腹部救急医学会認定医
特徴
MRI2台(3T、1.5T)、MDCT(80列、64列)が配備され、近年著しく進歩した画像診断を4人の放射線診断専門医が支えています。日本医学放射線学会修練機関の認定を受け、レポートは迅速に報告し、患者サービスにも心がけています。
IVRは、2名の専門医が在籍し、依頼には積極的に対応、適応と思われる症例を見れば働きかけを行い、患者さんにとってより良い医療を提供できるようにしています。
診療内容
CT、MRIはほぼすべての症例について読影、レポートを記載し、RIは心臓以外に対応しています。IVRは肝細胞癌の塞栓術、胃静脈瘤へのBRTO、内臓動脈瘤や肺AVMの塞栓術の他、救急での出血に対する止血術や、ドレナージ、生検といった非血管系IVRにも対応しています。
CT(大腸CTを含む)、MRI、RI、CVポート留置は院外からの依頼を承っており、検査結果は当日FAXで送付しています。CTは当日オーダーも可能で、MRIは夕方の検査枠も設けています。ぜひご活用下さい。
診療実績
2023年度モダリティー別レポート件数およびIVR件数 | 件 |
---|---|
CT | 22,729 (768) |
MRI | 10,506 (380) |
RI | 524 |
IVR | 147 (33) |
止血術 | 18 |
ドレナージ | 16 |
()内は他施設より依頼
ご紹介
当科では画像診断、IVRと2つの業務を行っています。
・画像診断
最新医療に不可欠なCT、MRIといった高度画像診断装置をフルに活用できるよう的確な撮影方法を指示し、その検査結果を速やかに各科にレポートとして報告し、迅速、正確な治療方針の決定に寄与しています。画像をすみずみまで観察する放射線科診断医により予想もしていなかったような病気が見つけられることもあります。
・IVR
なじみがない言葉と思いますが、画像を駆使しながら治療を行う、患者さんの体に負担が少ない治療法のことです。血管に細い管(カテーテル)を入れて腫瘍を治療したり、出血を止めたり、膿瘍(膿のかたまり)から膿を排出したりといったことをします。日々、色々な材料が開発、認可されており、以前は大きな手術が必要であった病気や治療法がないとされていた症状も、今ではIVRにより局所麻酔で体に負担をかけず治療ができるようになってきています。今後も対象疾患が広がることが見込まれ、当科でも新規知見をできるだけ収集し、新たな取り組みをしていきたいと思っています。
➤IVRの詳細はこちら
当科で行う主なIVR
・肝細胞癌の動脈塞栓術、動注化学療法
・胃静脈瘤のBRTO(経静脈的塞栓術)
・消化管出血等の出血に対する緊急止血術
・アルドステロン症の副腎静脈サンプリング
・動脈瘤の塞栓術 ・膵炎に対するカテーテル留置術
・下大静脈狭窄に対するステント留置術
・膿瘍ドレナージ術 等
➤日本IVR学会からのメッセージ
診療体制
4名の日本医学放射線学会認定の放射線診断専門医、2名の日本IVR学会認定の専門医が在籍し、各学会の修練機関、画像診断管理認証施設(適切な被曝管理、MRI安全管理)の認定をうけています。
➤装置の詳細は放射線室へ
➤放射線科では日本IVR学会の協力のもと、IVRの進歩、普及を目的としてIVR症例登録を行っています。
院外医療機関からの検査予約・紹介など
CT、MRI、RI、透視検査などの検査予約は検査予約センター(06-6459-4599)で承っています。 当院の検査をご希望の場合は検査予約のページをご覧下さい。 検査当日には、診療情報提供書を必ず持参していただくようにお願いします。 当院では大腸CTを行っております。大腸癌のスクリーニングにご活用下さい。 検査をご希望の患者さんは、まずかかりつけの医療機関にご相談ください。
最終更新日:2024年11月11日