ICU
さとう よしかず
- 役職
- 集中治療部診療部長
- 経歴
- 1983年 大阪市立大学医学部卒業
- 専門分野
- 麻酔、集中治療医学救急医学
- 資格
- ●麻酔科専門医
●日本集中治療医学会専門医
●日本救急医学会専門医
特徴
集中治療部は、陰圧室を含む最大12床の運用を全て個室で行っています。対象患者は、成人で、術後患者が多く、その他、院内発症の重症患者、そして救急経由の重症患者となります。最近では、COVID19の重症患者とそれ以外の重症患者の共存を余儀なくされています。
診療体制は、オープンシステムなICUで、各科主治医が治療を行ないます。麻酔科医と心臓血管外科医が当直しており、循環器内科医等の協力も得られて運用しています。
その他適宜必要な専門科が介入して治療を行なっています。
診療内容
治療内容としては、気管挿管を含む呼吸管理、循環管理、血液浄化療法等を行なっています。治療にあたるのは、医師や看護師だけでなく、臨床工学士・理学療法士・薬剤師など、多職種で連携し重症患者の早期回復に努めています。その日の治療方針やケアに関する情報は、毎朝、医師・看護師・理学療法士・薬剤師が共有しています。これら病院全体の力を駆使して重症の患者の治療に努めています。
診療実績
実績(2023年度) | |
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入室患者数 | 1,236例 (男:688例、女:548例) |
平均年齢 | 71歳 |
平均在室日数 | 3.2日 |
<診療科内訳> | |||
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心臓血管外科 | 112例 | 循環器内科 | 401例 |
外科(胸部含む) | 292例 | (一般)内科 | 10例 |
脳神経外科 | 72例 | 消化器内科 | 37例 |
整形外科 | 203例 | 神経内科 | 8例 |
泌尿器科 | 33例 | 呼吸器内科 | 23例 |
産婦人科 | 22例 | 糖内分泌内科 | 6例 |
形成外科 | 1例 | 小児科 | 3例 |
耳鼻科 | 9例 | ||
皮膚科 | 4例 | ||
眼科 | 1例 |
<その他> | |
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心肺蘇生後 | 17例 |
covid19肺炎 | 9例 |
陰圧室使用 | 9例 |
ICU は全室個室12床(2019年度は8床)で運営しており、循環器疾患や心臓血管外科・外科・脳神経外科などの大手術後、合併症を有する患者の術後、病棟での急変患者などに対して高度で安全な医療・看護の提供を行っています。
看護実践を行うにあたってのキーワードは
『救命』『早期回復』『チーム医療』『安全、安楽』『その人らしさ』です。
緊張感のある中にも看護の喜びを感じられるような集中治療室を目指しています。
●生命の危機的状態にある患者の救命とともに、早期回復を目指した質の高い医療・看護の提供、多職種とのチーム医療を大切に看護しています。
●看護師個々の強みを活かしながら、チームワークを大切に看護を行なっています。また、職種の枠を越えて様々な医療チームが連携して治療・看護を行っています。
●患者家族のその人らしさを大切に、心温まるケアを提供できるように努めています。
●患者様の安全・安静を守れるよう、清潔な環境を保っています。病室は全ての部屋が個室で窓のある日当たりが良い構造になっており、患者様が過ごしやすい環境づくりに努めています。
●初めてICUで働く看護師の皆さんには、ICU独自の教育計画で成長を全力でサポートしています。
最終更新日:2024年11月11日