耳鼻いんこう科
まえだ ようへい
- 役職
- 院長特任補佐
耳鼻咽喉科診療部長
- 経歴
- 2005年 大阪大学医学部卒業
- 専門分野
- 鼻副鼻腔疾患
鼻内視鏡手術
アレルギー
耳鼻咽喉科一般
- 資格
- ●日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定専門医・指導医
●日本鼻科学会認定鼻科手術暫定指導医
●日本アレルギー学会認定専門医、指導医
■ご紹介
耳鼻いんこう科は耳・鼻・のど・頸部(くび)など幅広い領域をカバーしています。
病気としては下の診療内容について診療しております。
特に4月に前田が部長で赴任後は前田の専門分野である鼻副鼻腔疾患、特に経鼻内視鏡手術に力を入れています。また、入院期間も短縮し、短期滞在手術が可能となりました。
慢性副鼻腔炎や鼻腔腫瘍、副鼻腔腫瘍、アレルギー性鼻炎、鼻中隔湾曲症などで手術加療を考慮されている方の紹介が非常に増えています。
もちろん基幹病院の耳鼻咽喉科として耳・のど・頸部など下記のような疾患にも幅広く対応して参ります。
■特色
前田の専門範囲である鼻副鼻腔疾患、特に経鼻内視鏡手術に力を入れています。
経鼻内視鏡手術(内視鏡下鼻副鼻腔手術)の適応範囲は広く、
●鼻茸、慢性副鼻腔炎や好酸球性副鼻腔炎などの副鼻腔炎に対する手術
●副鼻腔のう胞に対する手術
●鼻腔腫瘍、副鼻腔腫瘍に対する手術
●アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症、肥厚性鼻炎に対する手術
(鼻中隔矯正術・粘膜下下鼻甲介骨切除術・後鼻神経切断術など)
●頭蓋底腫瘍、眼窩病変に対する手術
●涙道や鼻涙管閉塞に対する手術(涙嚢鼻腔吻合術)
●眼窩吹き抜け骨折に対する手術
などです。
副鼻腔炎の手術については、手術を徹底的に行うことで再発をかなり減らすことができます。安全にかつ徹底的に手術を行うことが重要と考えています。
また、鼻中隔の前方が湾曲しているようなケースでは従来の鼻中隔矯正術では改善が困難でしたが、前方切開などを工夫することで矯正が可能となってきました。場合により形成外科とも連携して鼻中隔湾曲症の困難症例に対しても対応しております。
通常は大学病院などでないと対応困難とされる頭蓋底手術などについても脳神経外科との連携で対応いたします。
ナビゲーションの使用はもちろん、4K内視鏡など設備についても前田の赴任とともに更に充実いたしましたので、安心して手術を受けていただける体制が整ったと考えています。
当科では入院手術を原則としていますが、典型的な副鼻腔炎の手術の場合、入院期間としては4~6日で、前田赴任前よりも大幅に短縮いたしました。最短4日で退院できるため、大阪で短期滞在手術を考えている方にも当科での手術をお勧めしやすくなりました。(経過によりまれに入院期間が延長となることがあります。)
<スケジュールの例>
手術前日に入院→手術→手術翌日に鼻タンポンを抜去、鼻洗いを開始→最短で手術翌々日に退院
■主な診療内容
慢性副鼻腔炎(好酸球性副鼻腔炎を含む)、鼻副鼻腔腫瘍 | 内視鏡下鼻副鼻腔手術など |
鼻中隔湾曲症(前方湾曲を含む) | 鼻中隔矯正術など |
アレルギー性鼻炎・肥厚性鼻炎 | 粘膜下下鼻甲介骨切除術・後鼻神経切断術など |
頭蓋底腫瘍 | 頭蓋底手術 |
慢性涙嚢炎 | 涙嚢鼻腔吻合術 |
嗅覚障害 | 原因に応じた投薬・手術など |
慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎 | 鼓膜形成術・鼓室形成術 |
甲状腺腫瘍・唾液腺腫瘍 | 甲状腺腫瘍摘出術・唾液腺腫瘍摘出術 |
声帯腫瘤 | 顕微鏡下喉頭微細手術など |
慢性扁桃炎・アデノイド増殖症 | 口蓋扁桃摘出術・アデノイド切除術 |
頸部膿瘍 | 切開排膿術など |
顔面神経麻痺・突発性難聴 | ステロイドを中心とした治療 |
■診療実績
手術件数(2023年度) | |||
---|---|---|---|
内視鏡下鼻副鼻腔手術 | 324 | 頸部良性腫瘍・腫瘤手術 | 10 |
下鼻甲介手術 | 456 | 頭頸部悪性腫瘍手術(頸部郭清術含) | 5 |
鼻中隔矯正術 | 214 | 気管切開術 | 6 |
後鼻神経切断術 | 158 | 鼓膜形成術・鼓膜チューブ留置術 | 6 |
変形外鼻手術 | 16 | その他 | 41 |
口蓋扁桃摘出術 | 91 | 合計 | 1,327 |
最終更新日:2024年11月11日