独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

診療科のご案内

形成外科

波多

波多 祐紀
はた ゆうき
役職
形成外科診療部長
経歴
2000年 大阪大学医学部卒業
専門分野
血管腫・血管奇形
下肢静脈瘤など
資格
日本形成外科学会認定専門医
皮膚腫瘍外科分野指導医
下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術指導医

特徴

当院では特に以下のような治療が多く行われています。

下肢静脈瘤
カテーテル(ラジオ波)による血管内焼灼術を行っています。伝統的な観血的手術に比べて低侵襲なため、軽症であれば通院での治療も可能です。

血管腫・血管奇形
臨床・研究経験を持つ医師による専門的な医療を行っています。

乳房再建
エキスパンダー(組織拡張器)及びシリコンインプラントの使用資格を持つ医師による乳房再建術が可能です。異物反応などの心配がある場合には、筋皮弁など自家組織による乳房再建も行っています。

眼瞼下垂
皮膚性・腱膜性の眼瞼下垂に対して短期入院での手術を行っています。

診療内容

皮膚腫瘍
母斑、皮膚良性腫瘍、皮膚悪性腫瘍・血管腫・血管奇形
(レーザー照射治療は行っておりません)

形態異常
睫毛内反などの眼瞼の異常、唇裂、口蓋裂などの口の異常、埋没耳、折れ耳などの耳の異常、臍ヘルニアなど

潰瘍
下腿潰瘍、褥瘡、熱傷、糖尿病性壊疽など

瘢痕、ケロイド
外傷後の醜状変形、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド

組織欠損の再建
外傷、腫瘍切除後の組織欠損、変形に対する再建術

診療実績

2023年(令和5年)の臨床活動の概要は下表の通りである。
「年間の麻酔別及び疾患大分類別手術手技数」
集計期間 2023年1月1日~2023年12月31日

詳細について

ご紹介

形成外科とは、外科系の専門領域のひとつです。
からだに生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは見た目のつらさに対して、特殊な技術を駆使し、機能だけでなく形もより正常に
より美しくするのが目的です。
これによって、患者さんの生活の「質」を向上させたいと願っています。

形成外科医は以下のような疾患について学び、経験を積んでいます。
・顔の傷や骨折・鼻のゆがみ
・体の表面のデキモノやアザ・こぶ
・まぶたの垂れ下がり・まくれこみ
・唇や耳・手足などの生まれつきの変形
・へそや胸・腹などの変形
・治らない傷やヤケド・きずあとのひきつれ・えそ など
・他の手術の後のゆがみや欠損
・ワキガなど見た目以外の問題

※お願い

患者さんの外来通院の負担を軽くするために、受診日はできるだけ他の診療科と同じ日に調整し、また予約した通りの時間に診療を始められるようにしたいと考えています。
このため、予約のない方の診察はどうしても予約した方よりも後にせざるを得なくなっています。
出血や感染など急患の場合は緊急に処置をおこなっていますが、通常の初診にはかかりつけの先生方からの「地域医療連携予約」の制度をぜひご利用下さい。

最終更新日:2024年12月02日

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