独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

診療科のご案内

小児科

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柏木 博子
かしわぎ ひろこ
役職
小児科診療部長
経歴
2002年 大阪大学医学部卒業
専門分野
小児科一般
内分泌・骨代謝
臨床遺伝
資格
日本小児科学会専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医
臨床遺伝専門医
石浦
石浦 嘉人
いしうら よしひと
役職
小児科部長(小児救急担当)
経歴
1994年 高知医科大学(現 高知大学医学部)卒業
専門分野
小児科一般
資格
日本小児科学会専門医・指導医
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松下 浩子
まつした ひろこ
役職
小児科部長(神経担当)
経歴
1991年 京都府立医科大学卒業
専門分野
小児神経・てんかん
小児心身症
資格
日本小児科学会専門医・指導医
日本小児神経学会専門医
日本頭痛学会専門医
日本てんかん学会専門医・指導医
日本東洋医学会漢方専門医

概要

  • 大阪市西部地域の地域医療を担う中核病院の小児科として一般小児疾患ならびに専門領域の診療、新生児医療、小児救急医療を提供しています。
  • 内分泌・骨代謝、小児循環器、小児神経、小児消化器病、アレルギー専門外来を行っています。
  • 入院診療は、急性気管支炎・肺炎、急性胃腸炎、気管支喘息など頻度の高い急性疾患から、内分泌負荷試験や鎮静下の各種検査入院、慢性疾患・腎疾患など長期入院が必要な疾患にも幅広く対応しています。
  • 乳幼児は病棟保育士による援助を受けられます。
  • 付き添いあり・なし どちらの入院にも対応できます。

診療内容

小児科 一般発熱、嘔吐、下痢、咳嗽、鼻汁など
内分泌疾患 低身長、骨系統疾患(軟骨無形性症、骨形成不全症など)、思春期早発症、バセドウ病、甲状腺機能低下症、副甲状腺機能低下症、副腎皮質機能低下症、ターナー症候群、小児肥満症など
循環器疾患 川﨑病、先天性心疾患、不整脈、学校心臓検診要精査など
消化器疾患 慢性便秘症、潰瘍性大腸炎、クローン病、胃炎など
腎疾患 ネフローゼ症候群、急性・慢性腎炎、尿路感染症、夜尿症、検診要精査など
神経疾患 てんかん、熱性けいれん、脳炎・脳症、頭痛など
アレルギー疾患 気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど
予防接種 各種ワクチン接種
小児救急 小児科医が対応


詳細について

特徴

大阪市西部地域小児医療の基幹病院として、小児一般診療、専門外来、小児救急医療、周産期医療を提供しています。常勤医の多くが各サブスペシャリティの専門医を持ち、新生児から成人後の移行期まで幅広く、専門性の高い医療を提供しています。

外来診療

のびのび外来・内分泌外来

骨系統疾患(軟骨無形成症・低形成症、骨形成不全症、低リン血症性くる病、低ホスファターゼ症など)、低身長・成長障害、思春期早発症、甲状腺疾患、糖尿病などの診療をおこなっています。成人症例は関連科と連携して診療にあたっています。

小児神経外来

てんかん、脳炎/脳症、熱性けいれん、神経筋疾患、原因不明の一過性意識障害、頭痛、その他小児神経疾患の診療を行っています。頭部MRI、脳波検査などを行い、できるだけ迅速に精査、診断、治療を行います。また、複数の大学や研究施設と協力して、遺伝子検査による診断補助も行っています。

小児循環器外来

川崎病患者長期フォローアップや学校心臓検診の要精査者の精密検査などを行っています。胎児超音波検査で心臓の構造や機能の確認も行っています。先天性心疾患の慢性期診療も行っており、成人に至っても循環器内科や心臓血管外科と連携して診療しています。

アレルギー外来

日帰り入院で食物経口負荷試験を行っています。アレルギー学会専門医が在籍しており消化器専門医と連携して消化管アレルギーの対応も行います。

消化器外来

消化管・肝胆膵疾患全般を診察しております。消化器疾患では画像検査は重要であり、消化管疾患では内視鏡検査や造影検査等を、肝胆膵疾患では超音波検査やCT、MRI/MRCP等を併用しながら診察しています。炎症性腸疾患等で成人診療科へのトランジションが必要な患者さんは当院消化器内科と連携して診療します。

遺伝相談外来

先天性疾患やその他各種疾患の遺伝学的検査や家系に及ぼす影響など、十分な時間をかけて臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラーⓇ(非常勤)ほかチームで対応します。小児科とは独立した外来となっており、産婦人科や乳腺外科と連携して、出生前診断や遺伝性腫瘍の遺伝カウンセリングも実施しています。
遺伝相談外来へのリンクはこちら

→https://osaka.jcho.go.jp/newera/special-outpatient/idensodan/

入院診療

  • 小児病棟22床、NICU6床を備えています。
  • 病状やお子さんの年齢により、付き添いあり・なしどちらの入院にも対応しています。
  • 小児病棟にはプレイルームがあり、乳幼児は病棟保育士による援助を受けることができます。
  • 治療薬剤については病棟薬剤師が詳細に説明し、飲ませ方なども指導します。
  • 長期入院の学童・生徒は支援学級への編入により院内で授業を受けることができます。

主要検査

(1) 内分泌検査:下垂体ホルモン分泌刺激試験、骨塩定量、甲状腺エコー

(2) 神経関連検査:脳波検査、頭部CT・MRI・MRA

(3) 循環器検査:心エコー、ホルター心電図、運動負荷心電図、CT・MRI

(4) アレルギー検査:食物経口負荷試験、アレルゲン検査、呼吸機能検査

(5) 消化器検査:上部・下部内視鏡、消化管造影、エコー、CT,MRI・MRCP

(6)感染症検査:各種ウイルスの迅速検査、その他各種培養検査

(7)新生児:新生児マススクリーニング検査、自動聴性脳幹反応(AABR)

(8)その他:終夜睡眠ポリグラフ検査、新起立試験

施設認定

  • 日本小児科学会小児科専門医研修支援施設
  • 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医認定教育施設(小児科)
  • 日本周産期・新生児医学会周産期(新生児)専門医暫定認定施設

診療実績

外来患者数 入院患者数 NICU患者数 救急外来患者数
2022年 8,004 802 215 509
2023年 9,046 1,063 224 465
2024年 1,354 195

その他

子育てプログラムの実施
始めての子育てで不安でいっぱいなお母さんのために、親子の絆づくりプログラム「赤ちゃんがきた!」を開催しています。また、ふたりめ以上のお子さんが誕生されたお母さんには「きょうだいが生まれた」も開催しています。
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メッセージ

●こどもの患者さんへ
私たち小児科医はこどもの味方です。もし病気になってしまったら、病気や検査の説明をきちんと行って全力で治療しますので心配しないでください。一緒に病気を治しましょう。

●保護者の方へ
私たちはわかりやすい説明、丁寧な診察・治療を心がけています。お子さんの病気のこと、子育てのこと、成長・発達のことなど気になることがございましたらなんでもご遠慮なくご相談ください。

●小児科専門医を目指す臨床研修医の皆さんへ
当院小児科は大阪大学小児科研修プログラムの連携施設です。
一般小児科診療から各種専門分野まで幅広く学ぶことができますので、一緒に働いてみませんか?

●かかりつけ医の先生方へ
先生方の診療時間内は、これまで以上になんでもお引き受けいたします。どうぞいつでもご相談ください。

最終更新日:2025年04月14日

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