お知らせ<ワクチン・渡航外来>
- 20価肺炎球菌ワクチン プレベナー20 接種開始のお知らせ
- 子宮頸がんを予防する、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン キャッチアップ接種のお知らせ
- RSウイルスワクチン「アブリスボ」接種開始のお知らせ
- 麻疹ワクチン 流通再開のお知らせ
20価肺炎球菌ワクチン プレベナー20 接種開始のお知らせ
20価肺炎球菌結合型ワクチンであるプレベナー20が日本でも発売開始となりました。これまで使用されていた13価ワクチン(プレベナー13)は販売中止となるので、13価ワクチンから20価ワクチンに切り替わることになります。
プレベナー20は10月からは小児の定期接種に使用可能となっています。
また、定期接種・保険適応でのニューモバックス接種の対象外ながら、肺炎球菌感染症のリスクが高い基礎疾患(糖尿病、慢性肺疾患、アルコール依存症、慢性心疾患、慢性肝疾患、透析、自己免疫性疾患、抗癌剤・ステロイド・免疫抑制剤・生物学的製剤使用者、造血幹細胞移植後など)をお持ちの方もプレベナー20の良い接種対象となります。
肺炎球菌ワクチンについての詳細はこちらを御覧ください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン
キャッチアップ接種の取り扱いのお知らせ
子宮頸がんを予防することができるHPVワクチンは、誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日の女性に対して、2025年3月末までは住民票のある自治体の医療機関で、公費によって無料で接種を受けることができる事業を実施中です。(HPVワクチンキャッチアップ接種)
キャッチアップ接種の対象者は3回の接種を受けることが可能です。
当院では最も効果の高い9価ワクチン(シルガード9)を使用しています。
キャッチアップ接種の期間内に3回の接種を終えるには、11月いっぱいには接種を開始する必要がありましたが、このたび厚生労働省より、「期間内に1回でも接種を行っていれば、期間終了後も1年間は3回目の接種まで公費により接種できるよう経過処置を設ける」とする通知が出されています。
厚生労働省 HPVワクチンのキャッチアップ接種に関する議論について
https://www.mhlw.go.jp/content/001342817.pdf
この通知に従えば、2025年3月いっぱいまでに接種を開始すれば、2026年3月いっぱいまでは3回とも無料で接種することが可能です。
自費で接種すれば10万円ほどする高価なワクチンなので、キャッチアップ接種の対象ながらまだ接種していない方は是非ともこの機会をお見逃しなく!
子宮頸がんとHPVワクチンについての詳細はこちらを御覧ください。
RSウイルスワクチン「アブリスボ」接種開始のお知らせ
妊娠24~36週の妊婦に1回接種することで、生後半年までの新生児・乳児の重症なRSウイルス感染を減らすことができるRSウイルスワクチン「アブリスボ」が日本でも使用できるようになりました。
「シナジス」や「ベイフォータス」などの適応とはならない新生児・乳児に対する生後半年までのRSウイルス感染症の予防に寄与することが期待されています。
また、60歳以上の高齢者のRSウイルス感染症の予防にも使用することが可能です
1回:32500円で、現時点では国や自治体からの接種費用の補助はありません。
当院で妊婦健診を受けられている方は、1回:29500円に割引させていただきます。
RSウイルスの予防についての詳細はこちらを御覧ください。
「麻疹ワクチン 流通再開のお知らせ」
今年はじめより製造メーカーでのトラブルで麻疹ワクチンの流通が止まっています。
麻疹ワクチンの接種が必要な方は代わりに麻疹風疹混合ワクチンを接種する必要がありますが、
こちらも流通が逼迫しており、成人向けに確保できるのは少数となっています。
そのため、しばらくは引き続き麻疹風疹混合ワクチンの接種は予約制とさせていただきます。
当日ワクチン・渡航外来を直接受診しても接種できない可能性がありますので、
接種希望の方は事前に予約をお願いいたします。
制限解除の際は、またご案内致します。
最終更新日:2024年12月12日