お知らせ<ワクチン・渡航外来>
A型肝炎ワクチン 接種費用値上げのお知らせ
4月1日より国産A型肝炎ワクチン「エイムゲン」の製造メーカーで出荷価格改定があり、納入価格が約2.5倍の大幅な上昇となりました。
大変心苦しいのですがこの納入価格上昇に合わせ、当院での接種費用も8月1日より現行の7000円⇒17000円に値上げさせていただきます。
エイムゲンは初回接種から2~4週間後に2回目、半年後に3回目の3回接種です。
3月31日の時点で既に当院でエイムゲンの接種を開始した方と、エイムゲンの接種を予約していただいていた方は、3回の接種を完遂するまでこれまで通りの値段(1回7000円)で受けていただくことが可能です。
これからエイムゲンの接種をお考えの方も、当院では7月いっぱいまでは1回7000円での接種が可能です。
A型肝炎は途上国で日本人がかかる感染症の中では比較的頻度が高く、予防接種の効果が高くて持続期間も長いことから、1回7000円で打てるのであれば海外渡航者向けのワクチンとしては最もコスパが高いものの一つです。
3回の接種を完遂すると10年~20年持続する免疫を得ることができると考えられていますので、頻繁に途上国に渡航する見込みがある方は、是非ともこの値上げ前に接種をご検討下さい。
RSウイルスワクチン「アブリスボ」定期接種開始のお知らせ
新生児~乳児の重症RSウイルス感染症を予防するための、妊婦さんへのRSウイルスワクチン「アブリスボ」の接種(母子免疫)が、2026年4月1日から定期接種となり、妊娠28週0日から36週6日までの妊婦さんは公費により原則無料で接種できるようになります。
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000668730.html大阪市に住民票がある妊娠28週から36週6日の妊婦さんは、当院でアブリスボを無料で接種することが可能です。
住民票の住所が大阪市以外の方が当院でアブリスボを接種する場合は、公費で接種するには住民票のある自治体で事前に手続きが必要な場合がありますので、自治体からの案内をよくご確認ください。
当院では、当院産婦人科かかりつけの妊婦さんは産婦人科でアブリスボの接種を行っています。
当院産婦人科かかりつけではない妊婦さんも、ワクチン・渡航外来でアブリスボの接種が可能です。
どうかお気軽にお申し込みください。
なお、他に妊娠中に接種することで赤ちゃんを感染から守る目的の予防接種として、百日咳のワクチンがあります。
こちらは今のところ公費による接種費用補助の対象ではありませんが、百日咳も生まれて間もない赤ちゃんが感染すると入院や酸素投与、人工呼吸器管理が必要になったり、場合によっては命に関わることもある感染症です。
2025年は百日咳は過去10年で最大の流行となり、7名の赤ちゃんが百日咳で亡くなったと報告されています。
当院では百日咳のワクチンとして、国産ワクチンのトリビックに加えて、先進諸国で妊婦さん向けに広く使用されているTdap(Boostrix)も輸入ワクチンとして取り扱っています。
アブリスボと百日咳のワクチンは同時に接種することもできますし、別々の日に接種してもOKです。
どうかこの機会に、百日咳の予防についてもご検討ください。
21価肺炎球菌ワクチン キャップバックス 接種開始のお知らせ
21価肺炎球菌結合型ワクチンであるキャップバックスが日本でも発売開始となりました。
これまで使用されていた7価・23価・13価・15価・20価肺炎球菌ワクチンに含まれる血清型のうち、ワクチンの普及によって侵襲性肺炎球菌感染症の原因になることが稀になった7つの血清型を除外し、これまでのワクチンには含まれていなかった近年侵襲性肺炎球菌感染症を引き起こす原因として増加傾向にある血清型を追加した製剤でとなります。
これまでの肺炎球菌ワクチンには含まれていない血清型が多く含まれているので、過去に肺炎球菌ワクチンを接種した方も追加で接種することでより幅広い血清型に対する免疫を獲得することができると考えられていますし、侵襲性肺炎球菌感染症の原因となる血清型に対するカバー率はこれまでのワクチンよりも高いと報告されており、初めて肺炎球菌ワクチンを接種する方にとっても有用な選択肢となります。
ただし、現時点ではキャップバックスは定期接種の対象ではないので、接種費用の公費負担はありません。
最終更新日:2026年05月27日


