独立行政法人 地域医療機能推進機構 大阪病院

特殊外来

よくある質問<ワクチン・渡航外来>

Q:受診にあたって選定療養費はかかりますか?

A:当院を保険診療で受診する場合は、初診時に紹介状がないと7700円の選定療養費の支払いが必要になりますが、任意接種のワクチンや予防薬の処方は保険診療ではありませんので選定療養費の支払いは不要です。

Q:自由診療ってお高いんでしょう?

A:予防目的の医療には健康保険が効きませんので、ワクチン・渡航外来の診察料は自由診療となりますが、当院では初診時:3150円、再診時:1000円に設定しています。ワクチン代や書類作成費を加えても、美容形成や癌の先進治療のように極端な料金にはならないはずです。

ワクチン・渡航外来受診時にかかる費用についてはHPで公表しておりますので、どうかご確認下さい。

➤当院で対応可能なワクチンおよび各種費用

Q:JCHO大阪病院ってどこにあるの?

A:当院は大阪市の中心部に近く、JRや阪神電車、京阪電車、大阪メトロ、大阪市営バスでのアクセスが可能で、大阪駅や梅田周辺もやや時間がかかりますが徒歩圏内(約1.5km)にあるなど、交通条件は極めて良好です。大阪市内はもちろん、阪神・北摂地域にお住まいの方も、仕事や買い物、他の用事のついでに受診するには便利な立地です。

JCHOaccess

Q:予約を当日取れますか?

A:当日の診察予約枠が空いていれば直接来院しての受診も可能ですが、予約枠がいっぱいの場合は当日の診察をお断りさせていただく場合があります。また、予約日に合わせてワクチンの取り寄せが必要なものもありますので、予約なしで受診した場合に打ちたいワクチンの在庫がないということも起こりえます。できる限り事前の予約をお勧めします。

Q:予約の変更や取り消しをしたい

A:予約の変更や取り消しに関しては、メールで対応しています。

vaccine-travel@osaka.jcho.go.jp

Q:まずは渡航前の健康相談だけで、ワクチンを接種するかどうかはよく考えてから後日決めてもいいですか?

A:ワクチン接種すべきかは、接種による利益と副反応や経済的負担などの不利益との兼ね合いになりますので、感染する可能性がある病気のワクチンを闇雲に打てば良いというものではありません。どのような国にどのくらいの期間滞在し、どのような活動を行うかによって当然感染のリスクは変わってきます。

十分お話を伺った上で、接種の必要性とご予算に従い、納得の上でワクチン接種させていただきます。

Q:渡航まで1ヶ月もないのだけどワクチンを打てますか?

A:ワクチン接種は可能ですが、ワクチンによっては複数回の接種が必要になるものもあり、その場合は現地で、あるいは帰国後に接種することになります。一般的には初診の場合は渡航半年くらい前から余裕を持って受診計画を立ていただくのが望ましいです。

また、ワクチンの効果が出るまでには10~14日程度かかると言われており、直前の接種では効果が期待できない状態で渡航することになる可能性もあります。なお、黄熱病のワクチンは接種して10日後から有効になりますので、入国に黄熱ワクチンが必要な国には接種から10日経っていないと入国できません。くれぐれもご注意下さい。

Q:黄熱ワクチンを打ちたいのですけど。

A:黄熱のワクチンは検疫所か限られた医療機関でしか接種することができません。詳細は厚生労働省検疫所(FORTH)のホームページの黄熱ワクチン接種機関一覧をご覧ください。

なお、黄熱の予防接種証明書(イエローカード)の有効期間は、これまでの「接種10日後から10年間」から、「接種10日後から生涯有効」へと変更されました。

Q:定期接種のワクチンを接種できますか?

A:定期接種の対象となるワクチンは基本的に小児科で接種を行っています。ただし、HPV(ヒトパピローマウイルス)のワクチンは、定期接種の対象者やキャッチアップ接種をご希望の方は、ワクチン・渡航外来で接種しています。

Q:必ず予約した時間に診察してもらえますか?

A:できる限り遅れが生じないよう努力しますが、僻地への長期間の渡航などでは複雑で時間がかかる診察になる事があること、総合病院という性質上入院中の患者様に関する緊急の相談が入ることもあることから、場合によっては予約があってもお待たせしてしまうことがあるかもしれません。どうかご容赦下さい。

受診前日までにあらかじめ当院HPからダウンロードした問診票を記入したり、予防接種歴を証明する書類や渡航先から求められている書類をメールしていただくなど、診察時間の短縮のためにご協力いただけますと当方としても大変助かります。

Q:ワクチンを接種したらすぐに帰って良いですか?

A:ワクチン接種後は稀に重度のアレルギーを生じることがあるので、接種後15分(過去にワクチン接種で体調不良を起こしたことがある方は30分)ほどは院内に待機し、気分不良や皮疹などが生じた場合はすぐに職員に知らせていただく必要があります。時間には十分な余裕を持ってお来し下さい。

Q:予防接種記録は毎回持参しなくてはいけませんか?

A: 2回目以降の受診時は当院の電子カルテに記録が残っておりますので、予防接種記録の持参は不要です。他の医療機関で接種した予防接種があれば、接種証明書をメールしていただければ予防接種歴の一覧表に追加し、更新した一覧表をメールで返送することも可能です。

Q:狂犬病の曝露後予防はしてもらえますか?

A:基本的に当院で曝露前の予防接種を行った方には曝露後予防も責任を持って対応させていただきますが、狂犬病の曝露後予防のワクチンは接種間隔が決まっており、月曜・木曜午前以外は担当医が他の業務をしていて対応できない場合があります。曝露後予防が必要になった場合は予めメールでご連絡ください。

Q:現在クーポンが配られている風疹のワクチンには対応していただけますか?

A:接種可能ですが、過去に風疹ワクチンを2回接種した確実な接種記録が残っている場合は接種が不要ですので、母子健康手帳や接種証明書に2回接種した記録がないかよく確認してみて下さい。

なお、風疹ワクチンは生ワクチンになりますので、妊娠中の方やステロイド・免疫抑制剤を服用している方などは接種できません。

Q:子供の頃に予防接種を打っていないのですが、今から接種することはできますか?

A:ご両親の意向で定期接種を受けていない方や、うっかり接種を忘れてしまった方も、希望があれば必要に応じてワクチン接種することができます。ただし、接種費用は自治体などからの助成期限が切れている場合は自己負担となってしまいます。

Q:海外ですでに1回接種しており、2回目以降のワクチンを打ちたいのですが。

A:一つの病気に複数種類のワクチンが存在する場合がありますが、1回目の接種で使用されたワクチンが当院で採用しているワクチンと互換性のある製剤だった場合は、接種の引き継ぎが可能です。予約の際に接種記録のコピーをメールして下さい。(接種記録がなければ引き継ぎできません)

Q:ワクチンが打てないという証明書を発行してほしいのですが。

A:当院で接種したワクチンで重度のアレルギーなどが生じて今後同じワクチンの接種が危険と判断される場合は、当院より責任を持って接種できないという証明書を発行いたします。

 自己申告での証明書発行はできません。なお、他院でのワクチン接種で重度のアレルギーが生じた場合の証明書発行は、該当するワクチンを接種した医療機関に申請をお願いします。

Q:接種可能なワクチンにはどのようなものがありますか?価格はいくらでしょうか?

A:接種可能なワクチンと価格については公開しています。

➤接種可能なワクチンと価格

Q:子供のワクチンも対応できますか?

A:小児への定期接種などのワクチンは小児科にご相談ください。接種可能な年齢がワクチンごとに決まっていますので、受診の前によく確認しましょう。なお、小児向けの輸入ワクチンについては当院では扱っておりません。

➤予防接種可能な年齢

Q:インフルエンザや新型コロナウイルスのワクチンも接種できますか?

A:インフルエンザや新型コロナウイルスのワクチンは対象者数が多すぎて対応しきれないため、ワクチン・渡航外来では行っておりません。かかりつけの医師に接種してもらうか、自治体の大規模接種会場などを利用して下さい。

Q:HPVワクチンを接種できますか?

A:当院ではHPVワクチンはワクチン・渡航外来と産婦人科で接種を行っています。9価ワクチンも取り扱っていますが取り寄せが必要になることがありますので事前に予約をお願いします。

ワクチン・渡航外来では定期接種やキャッチアップ接種の対象者以外でも、適応のある希望者には接種を行うことができます。

Q:HPに載っているワクチンは必ず接種できますか?

A:ワクチンによっては院内に在庫がなく取り寄せが必要になる製剤もあるので、できるだけ事前に予約をお願いします。

また、ワクチンの在庫は消費した分を随時補充しておりますが、同じ製品を使用する方が多数受診された日は在庫が枯渇する可能性がありますし、昨今はワクチン製造トラブルなどで製品の流通が止まることもありますので、その場合はワクチン入手後の接種となる場合があります。どうかご容赦下さい。

(基本的には、流通が止まったワクチンについてはHPのお知らせでご案内させていただきます)

Q:外国語での診療は可能でしょうか?

A:担当医は日本語の他に簡単な英語での会話が可能ですが、他のスタッフは外国語には堪能ではないため、日本語が可能な通訳者の同行をお奨めいたします。なお、

大阪府多言語遠隔医療通訳サービスを利用することもできます。

Q:帯状疱疹のワクチンを打つことができますか?

A:当院では帯状疱疹のワクチンは、ワクチン・渡航外来と皮膚科で接種を行っています。

なお、適応が「帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の成人」に広がりましたので、ステロイドや免疫抑制剤、癌の化学療法などの治療を受けている方は50歳以下でも接種が可能となります。自治体によっては接種費用の助成を行っているところもありますので、案内をよく確認しましょう。

➤帯状疱疹予防接種の費用助成をしている自治体

Q:ダイバー検診を受けることができますか?

A:担当医はPADIゴールドカードを取得し、Divers Alert Network Japan(DAN JAPAN)の医療関連サービスであるDD NET(Divers Doctor Network)に登録しており、「スクーバダイバーのためのメディカルチェックガイドライン(DANガイドライン)」に沿ってのダイバー検診に対応可能です。あらかじめチェックシートをダウンロードし、記入の上で受診時に持参して下さい。

➤ダイバーメディカル/参加者チェックシート

なお、一般的な検診に加え、胸部X線、呼吸機能検査、心電図などの検査も受けることができます。 ただし、高圧酸素療法のような特殊な設備を必要とする治療や、専門性の高い耳鼻科領域の診察などには対応できませんので、その点はご了承願います。

Q:海外から帰国後に熱が続くんですけど、診察してもらえますか?

A:渡航前に当院ワクチン・渡航外来を受診して下さった方には、帰国後の感染症にもできる限り責任を持って対応させていただきます。
ただし、月曜・木曜午前以外は担当医が他の業務をしていて対応が難しい場合があります。受診が必要になった場合は予めメールでご連絡ください。

なお、担当医1名で院内の感染症に関する様々な業務を行ないつつ運営している状況ですので、海外渡航後の発熱での受診希望者全員の診察に対応するのは不可能です。
申し訳ありませんが、帰国後の診察は渡航前に当院ワクチン・渡航外来を受診して下さった方に限定させていただきます。

帰国後の発熱患者の診療に広く対応している医療機関は、こちらのリストの通りです。

➤帰国後診療医療機関リスト

最終更新日:2024年04月05日

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